Iceland.3 ゴールデンサークル Gullfoss(グトルフォス)の見どころ

アイスランドのThe Golden Circle(ゴールデンサークル)とは、Gullfossゲイシールシンクヴェトリル国立公園などが含まれる一帯を指します。アイスランドならではの珍しい地形、大自然の素晴らしさを目にすることができる観光スポットとして大人気です。

1.Gullfoss(グトルフォス)

アイスランド随一の規模を誇る巨大な滝、Gullfossへと向かいます。

1)Gullfossへの行き方

グトルフォスへの行き方は、二通りあります。王道は、グトルフォスを西から眺めるÖlfusá川西岸側です。

①Ölfusá川の東岸からGullfossを眺める

Google mapにさえ記載されていない道です。そのため、おそらく東側をわざわざ訪れる人は皆無かと思いますが、あえて挑戦したい方に、そっとご紹介します。未舗装でかなりの悪路のため、四駆がおすすめ。人の手がほとんど加えられていない自然そのままのGullfoss一帯を眺めることができます

遠目に見える白い煙が、滝の水煙です。紫色の野草が辺り一帯に自生していて、私達以外には誰もいません。滝の音を除くと、時折聞こえる野鳥の鳴き声以外、静まった景色に癒されます。滝までは小道(獣道とも言う😊)があります。

Gullfoss, Iceland

紫色の野草が広がる広場の一角に、看板がポツンと一つ寂しく建てられています。

Gullfoss, Iceland

②Ölfusá川の西岸からGullfossを眺める(王道;一般的)

Reykjavíkから約120km、1時間45分ほど。Route 1、Route35を道なりに走れば到着します。駐車場が上段と下段の2カ所に分かれています。分岐路で右に進むと下段の駐車場Öffentlicher Parkplatzに到着します。滝により近いですが、バスルームしかありません。一方、道なりに直進すると、ほどなく見えてくるGullfoss Car Parkが上段にあるメイン駐車場で、駐車面積がより広くなっています。お土産物、アウトドアショップなどショップがあるのは上段のメイン駐車場です。ただし上段の駐車場から滝の展望台へは、階段で下りなければなりません。

2つの駐車場とも舗装された(←①で苦労した私達には有り難く感じてしまう)駐車場です。車を止め、滝まで続く整備された歩道へを数分歩くと、Gullfossが目の前に広がります。

2)Gullfossの様子

水煙がもうもうと立ち上る壮大な滝。最大幅は約70m、最大落下は1段目が約15m、2段目が約30mだとか。風により水煙が歩道まで届いているところは、歩き抜けるだけで、濡れますので、防水対策をお忘れなく😊。フード付きの防水ジャケットがあると便利です。(水煙ですのでほとんど傘は役に立たない)

Gullfoss, Iceland

Gullfoss, Iceland

Gullfoss, Iceland

Gullfoss, Iceland

Gullfoss, Iceland

凄い・・・、目の前に迫る滝の偉大さ・・・その迫力がただただ凄過ぎて、呆然としてしまうくらい迫力があります。簡単な柵がありますが視界を遮るものでもないので、目の前に広がる巨大な滝を、存分に楽しむことができます。

滝の横にある散策路を通ると、風向きによっては、水煙の中を通り過ぎなければなりません。濃い水煙なので、傘よりかは防水ジャケットなどを着用すると、ずぶ濡れにならずにすみます。防水フード付きジャケットも便利です。濡れてもいい薄着の姿でタオルを頭からかぶっているだけの観光客もいましたが、氷の湖を平気で泳ぐ寒さに強いタイプの人かも。結構な寒さなので。

Gullfoss, Iceland

娘達のschool tripの際に、登山用として購入しておいたジャックウルフスキン(Jack Wolfskin)の防寒ジャケットは、機能性に優れていて重宝しています。外側は防水、防風性、透湿性で、内側にはモコモコのフリースジャケット付き。ジャケット自体は軽く、普段の通学用にも活躍します。ドイツのアウトドアメーカーで、オオカミの手形がロゴとなっています。実用重視のドイツらしさ。ドイツではとてもpopularなアウトドアウェア・アウトドア用品のメーカーです。

この滝一帯に水力発電所を建設しようとした計画を中止させてくれた少女の偉業を称える看板が、建てられています。現在ある壮大なGullfossの風景が残されているのは、少女のおかげです。

Gullfoss, Iceland

3)閑話:旅の落とし穴

レンタカーを借りて、スコゥガフォスから車で向かった私達に大きな落とし穴が・・・💦私達は、島の東部から滝へと向かったのですが、観光の入口でもある首都レイキャビークから滝へ向かう場合は島の西部から向かうことになるので、その場合は何の問題もなく到着するでしょう。こんな事態には遭わないかと思います。島の「東部」から滝へ向かう場合は、カーナビが指す目的地に注意!😅

素直にカーナビの指示通りに走った私達の運命は・・・。1号線から30号線に入り、走り続けること、数十分、途中分岐路でナビが示す道があきらかに悪路💦うーん??このままナビ通り走っていいものか?拡大して、目的地との距離と方角を確認するも、あっている様子。でもナビが示さないもう一方の道はアスファルトで走りやすそう。ナビの地図で確認すると、この舗装された道路を選択した場合は、目的地までの距離が数十キロ増えます。迷っていると、ちょうどナビが指示する道路の対向から自動車(四駆)が普通に走ってきます。対向車が来たことにそれでも迷いつつも、もしかしたら未舗装は一部で、すぐ舗装道路に戻るかもしれないし、何よりかなりの遠回りになりそうだし、ナビの指示通り未舗装の道路を走ることにします。走り続けること数分、牧場の横を走り、道は荒くなってきて・・・。ますます悪路に。そして舗装道路に戻れる様子も見えてこない。ノロノロ運転で慎重に走ります。これは失敗したーーーと確信した私達ですが、目的地まであとほんの数キロだし、このまま慎重に走ることにします。

そして・・・到着!!  ぇえ??
いや、滝は遠目に見えますが、観光客が誰もいなーーーーい😱
おーい😅・・・
川の対岸(遠くに見える)にふと目を向けると、大勢の観光客の姿が。大型観光バスや自動車など整備された駐車場や展望台が見えます。一方、大自然の真っ只中にぽつんといる私達。なぜ私達がここにいるのか・・・😭うわーん💦もう笑うしかない・・・そりゃあ、アイスランド随一の規模、Gullfossです。近道かもしれないと思っていたとは言え、こんな悪路な訳はありません。

ナビの案内がなければ、絶対にたどり着かなかった場所で、人の手がほとんど加えられていない大自然の真っ只中。あるのは駐車場というか舗装もされていない小さな広場に、ポツンと看板がひとつ。逆に貴重なありのままの自然を味わえる~~と考え直します。

美しい野草にあふれていて、存在する人間は私達だけ・・・。滝の音だけが響き渡る静寂な雰囲気に、時々野鳥の鳴き声が聞こえてきます。

せっかくなので、しばらくの間、そっと自然を楽しむことにします。帰路の悪路を再び走ることになることは忘れよう・・・

自然も堪能したし、さあ!それでは気合いを入れなおして、川の対岸を目指し、元の道を戻ります!未舗装なので、時間はかかりますが慎重に走行・・・。そして舗装道路に戻って、再びグトルフォスへ。今度は、地名ではなく地図の座標を入力します。

舗装道路に戻ってからは、あっという間に到着!😍はやっ。舗装された広い駐車場に車を止め、早速展望台へと向かいます。Gullfossの雄姿を眺めるまで、あともう少し。→②へと戻る