1. Thingvellir National Park ,シンクヴェトリル国立公園
地球的規模で、自然の驚異を目にすることができる場所、シンクヴェトリル国立公園!2004年に世界遺産に登録されました。通常は海底数キロにある海嶺(海底山脈)を、地表で見ることができる世界的に大変珍しい場所です。海嶺とは、マントルが地下深部から上がってくるところで、そこでは新しい地殻が形成され、左右両側へと広がっていきます。この海嶺(北大西洋中央海嶺)が島の中央を貫いていて、アイスランドは北アメリカプレートとユーラシアプレートに跨るようにして横たわっています。 この両プレートが引っ張りあってできる’裂け目(ギャウ)(ギャオ)‘を見れるのはアイスランドだけ、そして地表で目にすることができる最大級の大地の裂け目が、ここ、シンクヴェトリル国立公園にあります。アイスランドの議会「Althingi(アルシング)」が930年創設された地としても有名です。世界最古の近代議会といわれています。 両プレートが引っ張りあっているので、アイスランドの国土は年に2~3センチほど広がり続けているとか・・・。スケールが大きすぎてピンと来ませんが。
1)Thingvellir National Parkへの行き方
Thingvellir National Parkは、Reykjavikの北東45kmのところにあります。国立公園は9270ヘクタール(東京ドーム1972個分、東京ディズニーリゾート200個分)もの広大な面積なので、訪れたい場所の最寄り駐車場に駐車すると便利です。
駐車料金は、当日一日有効券ですべての駐車場に有効。例えばPassenger car(5seats or less)なら750 ISK。クレジットカードあるいはデビッドカード使用可能。
- P1:最寄りVisitor Center、Service Center、Hakid main viewpoint、Kontinental-Spalte。舗装された道を歩きたいならP1がおすすめ。
- P2またはÖxarárfoss Parking:最寄りÖxarárfoss。Öxarárfoss Parkingの方がP2より近い。
- P3:最寄りLangistígur
- P4:最寄りFlosagjá fissure
- P5:Þingvallavatn、Silfra Diving、Kontinental-Spalteに近いけれど未舗装路を途中登らないといけない。道としては面白い。探検家気分を味わいたいならP5。
Thingvellir National Park公式サイトはhttps://www.thingvellir.is/en/
2)Kontinental-Spalte
地球の両プレートを地表で見れる唯一の場所、アイスランド。国立公園の西側が北アメリカプレート、そして東側がユーラシアプレートです。
写真の左側が北米プレート、右側がユーラシアプレートになります。
‘裂けめ‘(ギャウあるいはギャオ)の間を歩いて観光できます。
Kontinental-SpalteからP5へ通じる道。整備された道を越えると、P5まで未舗装のトレッキングコースとなります。
3)Main viewpoint near Hakid
P1からすぐ。国立公園の一部Þingvallavatn(シンクヴァトラヴァトン湖)一帯を眺めることができます。シンクヴァトラヴァトン湖はアイスランド最大の天然湖です。
4)Öxararfoss
fossはIcelandicで滝の意味です。斧滝。アイスランドでは最もよく知られている滝の1つで、わずか20メートルほどの規模の滝ですが、その美しさと歴史は魅力的です。
Öxararfossは、天然の滝ではなく、アイスランドの議会「Althingi(アルシング)」のために、水を提供するために造られたとか。民間伝承に恐ろしい話と夢のある話があり、たとえばÖxarar川は新年の前夜になるとワイン🍷に変わるという伝承があります。
そして、駐車場付近の野原にいた野鳥の親子💖野鳥の親子を驚かさないように、そっーと離れて通り過ぎます。気づいていないふりをしつつ・・・横目にちらっと・・・とても可愛い~ |д゚)😍 親鳥は辺りを警戒中。小鳥達は、親の傍でちょこちょこと。癒されます。