地中海中央部にあるマルタ共和国。聖ヨハネ大聖堂、マルタ騎士団長の宮殿そして歴史あふれる旧市街と、マルタには見どころが多くあります。さらに美味しい地中海料理もマルタの魅力のひとつ。マルタの首都Vallettaは、1980年に”City of Valletta”として世界遺産に登録されました。
こちらの記事では、マルタ本島にある”旧市街バレッタ”と、静寂の町として有名な古都”イムディーナ”の観光の見どころをご紹介します。
1.バレッタ旧市街の観光見どころ
マルタには、年間に居住者の3倍という160万もの大勢の観光客が訪れています。気候を考慮すると、マルタの観光ベストシーズンは、5月と9月の春秋です。7月8月は暑く、ヨーロッパのバカンス時期に重なるということもあり宿泊料金は高く、海の透明度も高く、人気のビーチをはじめ大変賑わいます。一方、冬のシーズンは雨が増えますが、宿泊料金や飛行機代は下がり、観光客も少なめで混雑による煩わしさを避けることができます。
1)Grand Master’s Palace マルタ騎士団長の宮殿
首都Vallettaにある”Grand Master’s Palace”は、歴史の重厚さが感じられるバレッタ人気の観光名所のひとつです。併設の武器庫は博物館となっています。ヨーロッパの歴史に触れる貴重な武器博物館です。
Grand Master’s Palace公式サイトはこちら→https://heritagemalta.org/the-palace-state-rooms/
入場料は、大人10EURO、学生7.5EURO、子ども(6~11歳)5.5EUROです(2016年時点)。割引を受けるには、写真付きの身分証明書が必要です。
入り口を守る衛兵。

床の上には美しい紋章があります。紋章の周囲は、ロープで区切られています。



AMBASSADOR’S ROOM

騎士団長の玉座




2)Palace Armoury – Located in Grand Master’s Palace
軍事博物館は、Grand Master’s Palaceに併設されています。見逃せない展示物としては、騎士団長Alof de Wignacourt 、 騎士団長Jean de La Valetteの甲冑、1565年マルタ包囲線におけるオスマン帝国の武器や鎧があります。



第49代Grand Master Jean de Valette Parisotが着用した鎧。1565年マルタの大包囲の戦いで、オスマントルコを退け、戦い抜いた騎士団長です。

Grand Master Alof de Wignacourt。第54代騎士団長アロフ・ド・ウィニャクール着用していた儀式用甲冑。

Grand Commander Jean Jacques de Verdelain が着用した甲冑。

兜の数々が並んで展示されています。




3)聖ヨハネ大聖堂/St John’s Co-Cathedral
聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)により建てられた大聖堂。壮麗で美しい大聖堂です。本堂には、騎士団員が埋葬されています。聖ヨハネ大聖堂の公式サイト→https://www.stjohnscocathedral.com/visitor-information/
Entrance Fees
Adults €10 Seniors Students €7.5 Children under 12 years Free (when accompanied by an adult) 引用:St JOHN’S CO-CATHEDRAL AND MUSEUM VALLETTA MALTA Official Website
入場料は建物の維持と芸術作品の保存のために使用され、音声ガイド(Maltese, English, Italian, French, German, Spanish, Japanese and Russian)が含まれています。
大聖堂では、たとえ夏の暑い時期でも、羽織り物を着るなどして過度な肌の露出は避ける敬意をもった服装で訪れることが求められています。また、Stilettoや細いピンヒールは禁止されています。キャリーケースや大きなバックパックの持ち込みも禁止です。ハンドバッグやバックパックは前で持つようにするか手に持つこと。フラッシュ撮影や三脚の使用も禁止されています。
大聖堂の入り口。









4)St.Catherine of Italy

5)Auberge de Castille
首相官邸です。

6)Upper Barrakka Gardens
Grand Harbour越しに対岸を展望できる庭園。正午に大砲が一発発射され、時報を知らせてくれます。庭園には、ネコがたくさんいます。
対岸に見えるのは、Fort St.Angelo(聖アンジェロ要塞)。2016年5月撮影。

下の写真は、2025年8月撮影。

聖アンジェロ要塞/Fort St.Angelo 2016年5月撮影




くつろいだ姿のネコがたくさん。ゴロンゴロンしています。そっと見守ります。


7)St.Paul’s Pro-Cathedral
1839年に建設されたChurch of England派の教会です。高さ約60mの美しい尖塔があります。

ヴァレッタを対岸から眺めたくて、タクシーでTigne Seafront辺りまで移動してみました。値交渉が必要ですが、タクシーはマルタ島内の移動手段として便利です。

マルタでは、一年を通して、多くの宗教的、文化的行事が開催されています。旧市街Vallettaは、夜でも非常に賑わっています。

2.レストラン
バレッタ旧市街からは少し距離がありますが、バレッタ観光のあとに立ち寄ったおすすめの人気レストランをご紹介します。
1)Barracuda Restaurant
Balluta Bayを眺めながら、ゆったりと食事ができます。地元の新鮮な食材を元に、地中海料理を提供するとても人気のレストランです。予約がおすすめ。
🌟Barracuda Restaurant
194,Main Street,St.Julians Malta
http://www.barracudarestaurant.com/



名物料理のタコのカルパッチョ。透き通っています。

美味しさを味わいながら、ゆったりと食事をすることができます。


3.静寂の町・古都Mdina/L-Imdina観光の見どころ
マルタ島の中央辺りにあるイムディーナ。バレッタの前のかつての首都で、「静寂の町」と言われる城塞都市です。マルタ本島で訪れるべきもう一つの代表的な観光地として、とても人気があります。
イムディーナの歴史は古く、紀元前4000年前から。フェニキア人によって要塞化され、870年頃アラブ人により要塞都市となり、イムディーナとラバトとに切り離されました。St.Julian’のホテルからタクシーでイムディーナまでは、約20分(13km)です。観光客が多く訪れるものの、静寂が保たれた、中世の美しい町並みを味わえる歴史深い街です。
1)静寂の町・古都Mdinaの街並み
「静寂の町」と言われるイムディーナの看板。


280人ほどが暮らす小さな街。中世の雰囲気が漂います。

素敵な装飾の建物が多くあります。


2)聖パウロ大聖堂、Mdina Cathedral

3)Fontanella Tea Garden
イムディーナの北側にあるカフェです。眺望を楽しみながらお茶をすることができます。 大変混雑していました。
🌟Fontanella Tea Garden
1 Bastion Street,Mdina

風が少し強かったため、屋内の窓際の席にしてもらいました。イムディーナ自体が高台の要塞内なので、見晴らしがよく、風が強く感じる時があります。
ケーキも色々な種類があり、のんびりとしたひとときを過ごすことができます。

✈️コラム|マルタからフランクフルトへの帰路
夕刻フランクフルトへの帰路に。眼下に、コミノ島、Blue Lagoonも見えます。


機内でビールを頼むと、サッカー柄!可愛いので、写真撮影。UEFA EURO 2016がもうすぐですね。来月6月10日から始まります。ドイツ国内が盛り上がる日々がやってきます。
4.マルタ本島からゴゾ島へ訪れる
マルタ本島からゴゾ島へは、日帰りも可能です。早朝に本島を出発すると、混雑する前に到着しやすくなります。コミノ島のブルーラグーンをはじめ、ゴゾ島やコミノ島へのアクセスと観光の見どころについては、こちらの記事でご紹介しています。
5.2025年クルーズで再訪した最新情報
2025年8月に、地中海クルーズでVallettaに寄港しました。クルーズターミナルから旧市街Vallettaへのアクセス、2016年と比べると変わっていたところについて、気が付いたところをまとめてみました。
別記事「MSCクルーズでバレッタ寄港|半日で巡る徒歩観光の見どころ」については、近日中に書き上げ予定です。
1)Valletta Cruise Portから旧市街Vallettaへの往復
クルーズ船ターミナルは、Valletta Cruise Portになります。
Valletta Cruise Portから旧市街Vallettaへ向かうには、約2㎞くらいなので徒歩でも行けます。徒歩なら20~30分くらいです。ただ高低差が50mあります。
ここで、クルーズ旅行者にとってお得な情報を。港とVallettaの高低差を容易にアクセスするためにBarrakka Liftがあります。往復料金は1EUROです。クルーズ船のValletta寄港は、半日くらいなので、Barrakka Liftは時間の節約と体力の温存を助けてくれる一案です。
徒歩で向かうなら、Valletta Cruise Portの出口をでて、そのまま海を右手に眺めながら数メートル進むと、上に向かってUターンする道It-Telgha tal-Kurcifissが見えてきます。It-Telgha tal-Kurcifissの登り坂を歩くと、右手(海の反対側)に緑地内を抜ける階段があります。ショートカットとなる階段を上るか、坂沿いに迂回するようにして上りきると、War Memorialが見えてきます。さらにバスターミナルを抜けると、Tritons’ Fountainが見え、いよいよ旧市街バレッタの東端入り口に到着です。

2)St. John’s Co-Cathedral
2016年5月に訪れた時と異なり、2025年8月に訪れた際には、聖ヨハネ大聖堂は大変混雑していました。
Visitors’ Entranceには、入堂待ちの非常に長い列ができていました。この長い列は、チケット無しの入場者の列で、入場制限が実施されているのか、チケット購入窓口の手前でスタッフが入場を止めています。チケット無しの入場者は、チケットオンライン購入済の人がいない合間に、時々窓口に進むことを許可される様子でした。オンラインチケット購入済の方は、入場者待ちの列ができるほど待つ必要がなく、チケット無しの列に並ばずに、優先入場することができます。つまり、チケットオンライン購入済の人が来れば来るほど、チケット無しの列は進みません。
ということで、聖ヨハネ大聖堂を見学する場合は、事前にオンラインでチケットを購入することをおすすめします。
チケットは、聖ヨハネ大聖堂/St John’s Co-Cathedralの公式ウェブサイトで購入できます。https://www.stjohnscocathedral.com/のチケットタブをクリックすると、https://www.showshappening.com/のSt John’s Co-Cathedral – Online Ticketに飛ぶことができ、そこでOnline Admissions Ticketを購入できます。
入場チケットには、携帯型音声ガイド付きで、マルタ語、英語、イタリア語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポーランド語、日本語、ロシア語、ブルガリア語、ルーマニア語版があります。
見学所要時間の目安としては、聖ヨハネ大聖堂の公式ウェブサイトによると約1時間45分ほどです。


