カリブ海と太平洋に面する陸地を有するホンジュラス。近くには、オーストラリアのグレートバリアリーフに次いで世界第二位、西半球で最大の珊瑚礁”Mesoamerican Barrier Reef”があります。2009年以降ホンジュラスは治安が急速に悪化していて、特に北西部にある都市San Pedro Sulaは殺人による死者数が紛争国並みとなっています。ロアタンは、ホンジュラス沖合に位置するカリブ海の島です。Mesoamerican Reef は、メキシコ、ベリーズ、グアテマラ、ホンジュラスの4か国の海岸沿いに広がり、その風光明媚さに世界中から多くの観光客が訪れています。ホンジュラスの公用語はスペイン語です。
1.Roatán
ロアタン島へは、アメリカから直行便が、冬期(11月~4月)にはカナダからも空路が運航されています。オアシスクラスの大型クルーズ船が直接寄港できるポートがあり、クルーズ船の寄港港となっています。なかでも、ロアタン島の沖合には、ホンジュラスの人気リゾートのひとつリトルフレンチキーがあります。
2.Little French Key
1)リトルフレンチキーへの行き方
ロアタン島の沖合にあるホンジュラスの人気リゾートのひとつリトルフレンチキー。かつてプライベートアイランドだったリトルフレンチキーは、隠れ家リゾートの雰囲気を残しつつ、美しい珊瑚礁が沖合いに広がり、ダイビング、シュノーケリング、Kayaks、Paddleboardingをはじめ様々に楽しめるマリンリゾートとなっています。ロアタン島内の交通状況やフレンチキーへは小舟に乗り換えが必要なことから、ロアタンオンラインhttps://roatan.online/little-french-keyやリトルフレンチキーのウェブサイトでツアーを予約するか、クルーズ船のExcursionsでツアーを予約するのがおすすめです。私達は、クルーズ船のExcursionsで”SHIPWRECK SNORKEL & BEACH”ツアーに申し込みました。
Port of Roatan Cruise TerminalからLFKへ渡る水上発着所まで | 約30〜35分、約9.1miles |
Mahogany Bay Cruise TerminalからLFKへ渡る水上発着所まで | 約15〜20分 |
LFKへ渡る水上発着所からLFK(リトルフレンチキー)まで | 水上タクシー・水上シャトルで約5~10分 |
Cruise TerminalからLFKへの所要時間は、待ち時間含めて片道約1時間ほどかかります。 |
2)持ち物
他のマリンリゾートと同様ですが、持ち物の目安としてご参考までに。リゾート地にあわせて適宜追加・削除ください。
- 水着:swimsuit、swimming trunks
- タオル:バスタオルの大きさならビーチチェアに敷いたり、肩から羽織って日焼け対策にも。
- 水中カメラ:珊瑚礁には様々な海洋生物が生息しています。ダイビングやボートで沖合のシュノーケリングを楽しむご予定の方は、ぜひ。
- 日焼け止め、サングラス、帽子:日差しが強いので、あると楽です。
- ラッシュガード、Tシャツ:シュノーケリングの日焼けが気になる方に。フード付きだと首もカバーできます。
- ウォーターシューズ:脱げそうなところは裸足で歩くぜという方ならビーチサンダルでもOK。
- 髪ゴム:シュノーケリングやダイビングの際に髪をまとめる
- 使い捨てコンタクトレンズあるいは度付き水中マスク:視力が悪い方。眼鏡で水中マスクは一般的に着用できません。
- diving watch : 心拍数に注意。
- 虫よけ
- 少額現金、クレジットカード:必要な方のみ。ツアーゲストは不要の場合が多い。貴重品をなるべく持ちたくない方はコーティネーターに必要かどうか事前確認してみましょう。
2)リトルフレンチキー島内アクティビティ
クルーズ船のツアーゲストは、ツアー内容によって20~30人程度のグループに分けられます。FLKへは各グループごとにシャトルバスで向かいますが、各グループにひとりコーディネーターがつきました。彼は、フレンドリーで、手際のよい手腕でした。SHIPWRECK SNORKELを、自由時間の前にするか後にするかについて、FLKに向かう水上シャトル内で多数決をとり、その結果FLK島に着いたらすぐ、自由時間の前にSHIPWRECK SNORKELをすることになりました。
①SHIPWRECK SNORKEL
“SHIPWRECK SNORKEL & BEACH”ツアーでは、ライフジャケット、シュノーケリングセット(水中マスク、フィン)が追加料金無しにレンタル可能です。フィンのサイズはアメリカサイズ表式でしたので、自分のサイズをなんとなく頭に入れておくとスムーズにフィンを確保できます。手荷物は鍵付きの大きめの棚にツアーグループ全員でまとめて保管します。ライフジャケット、水中マスク、フィンを各自着用して、陸地から移動用のボートに乗船します。小さなお子さんやシュノーケリングが初めてのゲストには、スタッフが着用をサポートしていました。シュノーケリングのエリアは、陸地近くの沖合いです。珊瑚礁が広がり、サンゴ礁の外側で急に海底が深くなる際あたりを、のんびりプカプカと泳いでいきます。珊瑚礁には様々な海洋生物を見かけることができます。
海の様子に現地で怖くなってしまった人も大丈夫です。シュノーケリンググループには、スタッフが数名サポートしていて、コースを先導するスタッフ、真ん中で共に泳ぐスタッフ数名、末尾をサポートするスタッフが数名ついていました。小さいお子さんや怖くなってしまったゲストには、末尾にいるスタッフが大きな浮き輪につかまらせながら引っ張ってくれていました。水深に幅があるので、deep Snorkelingを楽しむこともできます。ビーチの沖合いではなく、海上でシュノーケリングをするので、海の流れや波の高さに心配になるかもしれませんが、先導スタッフに続いて大らかな列の状態でわりと自由にのんびりシュノーケリングを楽しむことができます。何よりサンゴ礁には多くの美しい魚たちを眺めることができ、シュノーケリングの醍醐味を味わえます。ラストに難破船がありますが、ダイビングと違いシュノーケリングなので、探索ではなく、難破船に群がる魚たちを眺める感じです。天候に左右されるかもしれませんが、透明度はかなり高かったです。
②Beach
ビーチにはずらりとビーチチェアが並びます。ビーチチェアは無料で利用できます。さらにツアーゲストは、「怪我しても責任を問いません、妊娠していません、何かあっても訴えません~」等の簡単な契約書にサインをする必要がありますが、Paddleboarding、カヤック等を追加料金無しに利用できました。もちろんバーでのんびりアルコールを飲みながら、くつろぎ、まったり過ごすのもおすすめです。
リトルフレンチキー到着時にゲストにふるまわれるWelcome Drinks。甘すぎず、でもしっかりとした果物の風味の、爽やかでとても美味しいスイカジュースでした。
天候にも左右されるとは思いますが、海の透明度は高いものでした。明日はAt Sea で一日クルーズ船内、明後日はThe Bahamas領にあるMSC Divinaのプライベートアイランド”Ocean Cay”を訪れます。