1.ドイツでは特別なケーキBaumkuchen
日本でも大人気のバウムクーヘン。ドイツのSalzwedelerが発祥の地とされ、2010年には起源や原産地を保証する最も厳しい基準が求められるEU原産地名称保護(Protected designation of origin、略称PDO)を認定されました。ドイツではバウムクーヘンは、菓子職人(マイスター)のシンボルとなっていますが、それは、伝統的な手法でバウムクーヘンを作成するには、非常に専門的な技能を必要とするためです。そのため、一般的なベーカリーや菓子店では製造されず、バウムクーヘンのマイスターがいるショップで製造されます。バウムクーヘンは、菓子職人の匠によって作られる’ケーキの王様’です!
2.本場ザルツヴェーデルのバウムクーヘン専門店
創業当時のレシピを守る伝統的なバウムクーヘン専門店。ザルツヴェーデルには老舗の専門店がいくつかあります。
1)Cafe Kruse
🌟Cafe Kruse
Holzmarktstrasse 4 , 29410 Salzwedel , Germany
日曜・祝日も営業
屋外テラス席もあります。
①Cafe Kruse店内の様子
ガラスケース内には、美味しそうな様々なバウムクーヘンが並んでいますーーー💖
地元の人々が次々と訪れています。オーナー夫人曰く、日本人観光客もよく訪れているとか。店内は、広々としていて、暖かな雰囲気の内装です。オーナー夫人とスタッフさんはとても親切で、ゆったりとした雰囲気のなか、美味しいバウムクーヘンを味わうことができました。優雅な午後のひとときを過ごすことができますよ~
壁に飾られている素敵なミニチュアアンティーク
バウムクーヘン三種盛りもおすすめです。美味しくてあっという間に食べてしまったため、うっかり写真を取り忘れてしまいました💦 日本の一般的なバウムクーヘンと比べると、ずっしりとした食感があり、重厚な味わいのバウムクーヘンのように感じます。
バウムクーヘンの生地入りケーキ
②バウムクーヘン焼き過程の見学
今日は2時から焼き過程を見学できますよーと、オーナー夫人が教えてくれました。わーい💖昔ながらの伝統の製法を、実際に見学できます。もう食べ終わっちゃったけど、席にいてもいいのですか?と尋ねるとokよ~と。お言葉に甘えて、そのまま席で待っていると・・・
貫禄あるおじさんが(マイスター?)火を入れ、見守っています。周りの予約席にも、人が埋まってきて、しばらく火の音を聞きながら、時間が流れ・・・
白い制服姿の菓子職人の女性が登場。さっと生地をすくい、何度もかけていきます。少し時間をおいて、かけて、おいて、かけて・・・の繰り返し。
どんどんバウムクーヘンの形になっていきます。美味しそうーーー。
火の熱気でとても熱そうですが、職人さんはてきぱきと焼き上げていきます。良い香りが辺りを漂い、幸せな気持ちに。
2)Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrik
伝統的な製法で作るバウムクーヘン店。残念ながら日曜休業のため、建物写真だけ💦
🌟Erste Salzwedeler Baumkuchenfabrik
Sankt-Georg-Straße 87, 29410 Salzwedel, Germany
日曜・祝日休業。
3.革新と伝統のバウムクーヘン専門店
1)Harzer-Baumkuchen
Wernigerodeにあります。建物に入ってすぐ右手には、ガラス張りの工房があり、毎週金曜日と土曜日の14時から16時の間にはバウムクーヘンを焼く過程を見学することができます。20人以上のグループなら希望する時間帯を申し込みすることも可能です。
🌟Harzer-Baumkuchen ,Baumkuchenhaus
Neustadter Ring 17 , 38855 Wernigerode, Germany
公式サイトhttp://www.harzer-baumkuchen.de/
Harztourist公式サイトによるお店の紹介→www.harztourist.de/sehenswuerdigkeiten/wernigerode/harzer-baumkuchen/4_99_94.html
店内には、屋内と屋外にカフェが併設されています。早速バウムクーヘンを注文します。
お菓子ではなく、お料理の一品としてバウムクーヘンが!斬新で、固定概念を壊してくれます。
地元の人々や観光客に人気なのか、次々と来客が訪れてます。駐車場もほぼ満車でした。
個性的で色鮮やかな建物は、ドイツでは珍しい印象を受けます。ウサギやリスのオブジェがあったり、幼児向けの遊具広場もあります。