1.硬水の対策
ドイツの暮らしで、困ってしまう問題のトップクラスを占めるのではないかと思うくらい、対策が必要なのが硬水による影響。洗剤の使用量の参考となるので、お住まいの地域がだいたいどの程度の硬水なのか、まずは確認しておきましょう。そのうち、段々適当なさじ加減になってきますが💦
1)硬水の影響
地域毎に硬度は簡単に調べることができます。たとえば、フランクフルトでは、Mainovaの公式サイトにて、お住まいの通り名を入力すると、硬度の値を知ることができます。ちなみに私が住んでいる通りは、10.3~ 12.0 °dh 、硬度2の分類でした😅。この硬度の値が、洗濯機に入れる洗剤量の目安になるので、だいたいの値をおさえておくと便利です。(Mainova AGとは、電気、ガス、水を提供する会社です。)
硬水による影響としては、例えば
- お米が硬くなりやすい
- 石鹸の泡立ちが悪くなるので、すすぎ過ぎによる肌疾患の原因となりやすい
- ミネラルが補給できる
- ビールの味覚に影響を与える
- 洗濯に注意が必要
- 健康に害はないが、食器やポットに水道水を利用すると、カルシウムやマグネシウムなどの白い斑点が残る
以上が、一般的に言われています。
「ドイツの水質は非常に高く、特にフランクフルト及びラインマイン地域一帯の飲料水は、Hessenwasser Gmbh & Co.KGにより提供され、それをうけてMainovaは最高品質の飲料水を各家庭に供給しています。水質は一流のため、基本的に軟化を必要としません。」
引用及び要約:Mainova AG Official Website
飲料水として、厳格な規制のもと最高品質の飲料水ではありますが、硬水による影響を極力避けるために、軟水の購入や軟水器の導入を利用している人もいます。
スーパーでは、Volvic(軟水)、Vittel、Evianをはじめ、様々な飲料水が売られています。硬水といっても、Evian、Perrierなど飲みやすいタイプもありますし、GEROLSTEINER、COURMAYEURも人気です。
炊飯などお料理にはVolvic、飲料水としてGEROLSTEINERとS.PELLEGRINO など、お好みにあわせて使い分けされるのもおすすめです。特に夏に、冷やしたガス入りミネラルウォーターは個人的におすすめです。
2)飲料水の硬水対策
硬水による影響は、日常生活に影響を及ぼす可能性があります。飲料水の硬水対策の主なものとしては、
- 炊飯、飲料水、料理用として、軟水であるVolvicをスーパーでまとめ買い。お手軽。
- 軟水器の導入。Britaのポット型の軟水器は、スーパーなどでお手頃価格。
3)洗濯の硬水対策
🌟Calgon
硬水軟化剤としてお手軽な’Calgon’。ドラム式なら、洗濯物と一緒にCalgonを投入すればOK!スーパー(Real、Reweなど)やドラッグストア(dmなど)で販売されています。こちら以外にも数種類の硬水軟化剤があります。粉状型、タブレット型、そして液体タイプの三種類があります。
粉状タイプ
タブレットタイプ
投入量は、お住まいの地域の硬度にあわせます。私が住んでいる通りは、10.3~ 12.0 °dh なので、投入量は16ml程度です。
ただ、硬水軟化剤が入っている洗剤を使用する場合は、Calgonを使用する必要はありません。洗剤には、水の硬度に応じた洗剤使用量が明記されているので、その使用量にあわせて洗剤を投入します。硬度の高い地域では、もちろん洗剤の使用量が多くなります。硬度にあわせて洗剤をガンガン使用するか、洗剤ではなくCalgonで硬度の調整を図るか?のいずれかで、硬水対策をとる必要があります😊
Calgonを使わないと、左の図のようになる・・・と、パッケージ表記。こ、怖い~😱
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