1833年トルコ撤退後、ギリシア国家が設立されてからすぐ博物館の建設についての議論が交わされましたが、遺跡だらけのアテネ市内ではなかなか膨大な考古学資料を展示する敷地を確保するのが難しく、新しい建設技術を取り入れたり、紆余曲折を経て、2007年ついに新しい博物館の建設が完了しました。新アクロポリス博物館は、総面積25,000平方メートル、展示スペースは14,000平方メートルを超え、貴重な発掘資料を展示する近代的で美しい博物館です。
1.Acropolis Museumへの行き方
新アクロポリス博物館は、アテネのアクロポリスからわずか300m、アクロポリスの岩丘の南側にあります。MetroのLine2(Anthoupoli-Elliniko)、Acropolis stationからすぐです。
🌟Acropolis Museum
Dionysiou Areopagitou 15, Athina 117 42, Greece
博物館に公共駐車場はありません。バス、トロリー、トラム、メトロなどの公共交通機関の利用が、博物館より推奨されています。メインエントランスには自転車ラックも設置されています。博物館公式サイトhttps://www.theacropolismuseum.gr/en/content/getting-here
1)チケット購入
チケットは、夏期(4月1日~10月31日)一般10ユーロ、割引5ユーロ、
冬期(11月1日~3月31日)一般5ユーロ、割引3ユーロ、となっています。
博物館公式サイトにてオンラインまたは、博物館で直接購入することができます。
https://www.theacropolismuseum.gr/en/content/hours-and-ticketing
割引:非EUの学生または18歳未満、EU圏の65歳以上
無料:ギリシア議員、EU圏の学生または18歳未満、非EUの5歳未満、兵役中のギリシア国民等
2)博物館への入場
博物館への入場には、x線手荷物検査があります。館内には大きな荷物を持ち込めないため、手荷物はあらかじめ最小限にしておきましょう。クロークでは館内用ベビーカーの無料貸し出しサービスがあります。the Archaic Galleryを除き、館内の個人写真の撮影は許可されていますが、Electronic mediaでの公開は禁止されています。フラッシュ及び三脚使用の撮影は禁止。
火曜日と水曜日の10:00AMから2:00PM、土曜日の11:00AMから2:00PMに、the Archaic Acropolis Galleryでは、考古学ホストから展示品について説明を受けたり質問が可能で、知識を深め学ぶことができます。
2.Acropolis Museum
博物館のメインエントランスのすぐ外。博物館の建物の下にも、遺跡があります。
博物館内の個人的な撮影は、the Archaic Galleryを除き全館許可されています。但し、展示品や考古学資料についての印刷や electronic mediaでの公開は禁止されています。そのため、黄金のマスクやパルテノン神殿の屋根部分の装飾をはじめ、展示品について撮影した写真をサイトに上げることは残念ながらできず、博物館の様子を文字でしかご紹介できません。博物館は4フロア構造、近代的で、ガラス張りのとても明るく開放的な博物館です。博物館からは、アクロポリスを眺めることができます。
新アクロポリス博物館のカフェとメインエントランスに並ぶ列。
新アクロポリス博物館は、わかりやすくイメージしやすい展示方法や、頭の中に想像しやすいように展示がイラスト化されていたり、ショートムービーもあります。
主な展示は、パルテノン神殿の彫刻、エレクティオン神殿の女像柱(カリアティード)、黄金のマスクなど。レゴでアクロポリスを再現したものや工作コーナーは、小さなお子さんの人気を集めていました。