男子テニスの国別対抗戦Davis Cupのファイナルズの予選がフランクフルト近郊で開催されました。デビスカップは国別対抗なので、普段シングルスで出場する世界トップクラスの選手が、国の代表としてチームを組み、同じチームのメンバーを応援しあい、時にはダブルスに出場したりと、ATPテニスツアーとは異なる面白さがあります。主催国に決定権があるコートサーフェイスの選択、団体ならではの選手の起用など、どう戦略をたてるのか、個人戦にはない勝負の行方の面白さもGERMANY×HUNGARYファイナルズの予選は、2019年2月1~2日Fraport Arenaで開催されました。
1.Fraport Arena
Fraport Arenaは、フランクフルトの郊外、Höchstにある屋外アリーナです。デビスカップ当日は、アリーナ駐車場は早々に満車、周辺道路も高速66のKelkheim 15出口も、長い渋滞ができていました。
🌟Fraport Arena
Silostraße 46, 65929 Frankfurt am Main, Germany
アリーナ内には、軽食、ワイン、ビール、カフェなどが販売されるエリアが設けられています。試合会場は、賑やかなお祭りのような雰囲気で、和気あいあいしていました。ATPツアーのような公式テニス戦とは様相が異なり、国対抗ということもあるのか、それぞれの観客が団結して応援しています。サーブの合間に太鼓や鳴り物の応援があったり、テニスというよりはサッカーの応援に近い迫力でした。大盛り上がりです。自己最高ランキング男子シングルス3位のAlexander Zverev選手のプレイを間近で応援できる凄いチャンスです。
試合前の練習では、座席からではなく、前の方に移動して応援することができました。
試合はdead rubber(既に3勝、チームとしての勝利は決まっている)で、試合結果は、Alexander Zverev選手(ドイツ)がGábor Borsos選手(ハンガリー)を3–6, 4–6で下しました。
続いてのPhilipp Kohlschreiber選手(自己最高ランキング男子シングルス16位・ドイツ)も勝利し、ドイツが5戦全勝の結果となりました。
試合後、ファンのサインにこたえるPhilipp Kohlschreiber選手。