クロアチア共和国の飛び地にあり、’アドリア海の真珠’として謳われるDubrovnik。旧市街をぐるっと城壁が囲んでいて、まるで中世の時代に、迷い込んでしまったかのような街並みです。紺碧のアドリア海に、白い城壁とオレンジ色の屋根が連なる旧市街の素晴らしい街並みは、１９７９年に世界遺産に登録されました。
１．The Walls of Dubrovnik
１）The Walls of Dubrovnik への行き方
Dubrovnikの観光として大人気なのが、旧市街を取り囲む城壁上を歩くこと。長さ約１９４０メートルの城壁を歩き、様々な角度から、旧市街を眺めることができます。
所要時間の目安としては、４０分から２時間程度です。途中休憩なしで、写真を撮影しつつ、普通のスピードで歩くなら、４０分くらい。途中にあるカフェ等で休憩したり、のんびり眺めながら、塔にも登ったり、撮影しながら歩くと２時間くらいかかる場合もあります。
チケットは公式サイトOutbound link 
https://www.wallsofdubrovnik.com/にて、オンライン購入が可能です。現地窓口でもチケットの購入はできますが、ピークシーズンには、チケット購入の窓口に長い列ができることもあるため、オンライン購入がおすすめです。
Ticket prices
Until June 30th 2020 From July 1st 2020 Individual: 50 kn p/Person 200 kn p/Person
Children and young adults (under 18): 50 kn p/Person 50 kn p/Person Students (only with valid Croatia Student Card, International Student Card (ISIC) & European Youth Card) 50 kn p/Person 50 kn p/Person
城壁の出入り口は、３カ所あります。わかりやすさとコース的にも、個人的に一番おすすめの出入り口は、街の西側にあるPile Gatesをくぐり、旧市街に足を踏み入れてすぐ左手、St. Saviour Churchの真横にある出入り口からの城壁一周です。
旧市街の城壁の外側に、バスターミナルとタクシー乗り場がありますが、そこから街に向かって歩くと、まず最初に目にするのが、堀に架かる橋の先にあるPile Gatesになります。
Pile Gatesは二重になっていて、堀にかかる橋を渡り、常時開放されている外側のゲートを抜け、階段を降りて、内側のゲートをくぐると、旧市街に足を踏み入れることになります。旧市街に入るとすぐ目の前にThe Onofrio’s Fountainが見えます。その噴水を正面にして、左手に城壁への出入り口が、右手にチケット売り場があります。チケット売り場は、行列ができているので、わかりやすいです。クレジットカードは、AMERICAN EXPRESS、VISA、MasterCardが可能。
夏季4月1日から10月31日の営業時間は、8:00～17:30、18:30、19:30。終業時間は時期により変動します。城壁の途中Old Portの辺りに検札がありますので、入場後もチケットは捨ててしまわないようにしましょう。また、階段の昇り降りがありますので、歩きやすい靴がおすすめです。
営業時間、入場料など時期により変動がありますので、公式サイトOutbound link https://www.wallsofdubrovnik.com/にてご確認ください
２）The Walls of Dubrovnik の見どころ
Pile Gates近くにある出入り口を登ってすぐ、城壁から旧市街地を眺めると･･･Old Portへと続くプラカ(Stradun）通りが見えます。旧市街で最も賑やかで有名な通りです。
どちら周りから進んでもＯＫです。私達は、出入り口から反時計周りに進みました。美しい町並みが眼下に広がります。
①Fort Bokar
機能的で、丸みが美しい要塞です。色鮮やかなカヌーが、透明感のある海に映えています。
後ろを振り返ると、’征服できない’都市ドブロヴニクのシンボルとして有名なMinceta Towerが見えます。Pile Gates近くにある出入り口から反時計周りに歩くと、最後に山場であるMinceta Towerに辿り着くことになります。
城壁の外側、旧市街の西側を守る要塞St.Lawrence Fortress(Fort Lovrijenac)。
城壁から旧市街を眺める。
城壁上を歩くと、上り坂やら階段やら続きます。登り終えたところに、カフェ、バーや工芸品などショップが数軒あり、休憩できるようになっています。日陰が何もない城壁上では、ありがたい存在です。
城壁の外側では、海水浴を楽しむ姿も。海上からこれだけ高く堅固な城壁があると、「征服できない」都市と評されたのも納得です。
Dubrovnik Cathedral（ドブロヴニク大聖堂）の塔部分。整備か何かでこの階段を上る人は凄い･･･。
城壁の途中に、再びカフェを発見。青と白の縞々シェードが幾つか見えます。
登ったり、降りたりを繰り返し、周囲の景色を楽しみながら城壁上を歩きます。日差しが照りつけるなか、ふと手搾りのオレンジジュースやアルコールの看板が！？ちょっと休憩。暑さのために、あっという間に氷が溶けていきます･･･
②Crkva Gospe od Karmena
青空に映える三つの鐘。
③Old port
かつてはSt. Juan Festungが睨みをきかせていました。現在は、観光ボートも多く停泊しています。
港の入口を守る聖ヨハネ要塞が見えます。
ここから、城壁の最も高い地点Minceta Towerに向かって、登り階段が断続的に続きます。登れば登るほど、眺望がどんどん広がります。
④Minceta Tower
Minceta Towerのふもとフロアには、ピークシーズンの時だけかもしれませんが、臨時救護所が設置されていますので、もしもの時に安心です。タワー内は階段です。少し大変ですが、登ると素晴らしい眺望がひらけます。
Minceta Towerから、旧市街を東方向に眺める。
３）Dubrovnik旧市街地を観光する際の注意点
・日差し対策＞＞サングラスは必需品。日差しが厳しいため、帽子、羽織り物があると楽です。特に７月８月の時期の正午に、城壁を観光するのは過酷と言われています。夏は日差しが厳しく、城壁上は日陰も少なので、日焼け対策は大切です。城壁上には途中カフェやバーもありますが、お水もお忘れ無く。人気レストランNautikaの近くにあるメインバスロータリーのすぐそばに、バスロータリーの西側、バスロータリー沿いに道路をはさんで対面に２軒コンビニのようなショップがありますので、そちらでも調達できます。
・肌の露出を避ける服装＞＞ドブロブニクの旧市街地には、多くの教会があります。教会内を見学する際には、教会を尊重した服装で見学しましょう。肩を見せたり、短パンなどの肌を露出した服装は好ましくないとされています。上から何か羽織るなど周囲への配慮が大切です。
