冬のドイツを彩る大切なイベントといえば、クリスマスマーケット。クリスマスが近づくと、街の雰囲気は一変し、イルミネーションやクリスマスツリーで華やかに彩られます。
普段は派手な電飾を控え、すっきりとした夜の町並みが印象的なドイツですが、この時期になると街のあちこちが温かな光に包まれます。冬のクリスマスのドイツならではの風景を楽しむことができます。
この記事は、2016年に訪れたフランクフルト・クリスマスマーケットの記事をもとに、2017年、2018年、2024年の訪問時の写真や情報を追加・更新しています。
ドイツ語では、クリスマスマーケットを”Weihnachtsmarkt”(ヴァイナハツマルクト)と言います。毎年、11月末頃からクリスマス前まで、ドイツ各地でクリスマスマーケットが開催されます。
ここでは、フランクフルト・クリスマスマーケットへの行き方や開催場所、マーケットの見どころ、国際色豊かなグルメなど、実際に訪れて感じた魅力をご紹介します。
- 1.Frankfurt Christmas Marketへの行き方
- 2.Frankfurt Christmas Marketの見どころ
- 3.クリスマスマーケットのショップとグルメ
- 4.フランクフルト近郊のクリスマスマーケット
- 5.ドイツ各都市の人気のクリスマスマーケット
1.Frankfurt Christmas Marketへの行き方
11月末いよいよクリスマスマーケットのシーズンが始まります。ヨーロッパ各地で、クリスマスマーケットが開催され、フランクフルトでも🎄クリスマスマーケット🎄が開催されます。ドイツ語では、クリスマスマーケットのことを’Weihnachtsmarkt’といいます。
1)公共交通機関
- U-Bahnの場合 U4、U5のDom/Römer駅下車すぐ。
- Straßenbahnlinien 11、12、14のRömer/Paulskirche停留所すぐ。
- S-Bahnの場合 Hauptwache下車。
2)自動車・便利な駐車場
クリスマスマーケット来場者用駐車場はありません。最寄りの民間または公共駐車場へ駐車しましょう。
Tiefgarage Dom Römer駐車場はRömer広場の真下にありますが、土日は大変混雑しています。クリスマスマーケットへの徒歩圏内で、利用者が多く、比較的駐車しやすい駐車場は、下記の二つです。
Tiefgarage Dom Römer; Domstraße 1, 60311 Frankfurt am Main
Parkhaus Hauptwache; Kornmarkt 10 , 60311 Frankfurt am Main
フランクフルト市内の駐車場を検索したい場合に便利なのは、
フランクフルト市内の駐車場検索→https://www.parkhausfrankfurt.de/de/parkhaeuser/ です。
3)Frankfurter Weihnachtsmarkt公式サイトと公式サイト掲載の全体地図
Frankfurter Weihnachtsmarkt公式サイトはドイツ語・英語表記です。毎年更新されていて、その年の開催期間や開催場所、さらにイベントを確認することができます。例年の様子を見ると、開催期間や開催場所に大きな変更はありませんが、訪れる前に公式サイトで詳細を確認しておくと万全です。
Frankfurter Weihnachtsmarkt公式サイト→ https://www.visitfrankfurt.travel/erleben/feste-und-veranstaltungen/frankfurter-weihnachtsmarkt
Anreise(アクセス)タグのDetails(詳細)を開くと、Frankfurt Christmas Marketの大まかな全体地図があります。
この地図を見ると、初めてフランクフルトのクリスマスマーケットを訪れる方でも、マーケットの位置関係を把握しやすいでしょう。
2018年のFrankfurt Christmas Marketについて
開催期間:2018年11月26日~12月22日
開催時間:月~土曜日10:00~21:00
日曜日 11:00~21:00
開催場所:Römerberg, St Paul’s Square, Mainkai (Main Quay), Hauptwache and Friedrich-Stoltze-Square
Weihnachtsmarkt Plan
2.Frankfurt Christmas Marketの見どころ
1)Frankfurt Christmas Marketの様子
フランクフルトのクリスマスマーケットの特徴をまとめると、規模の大きさ・伝統と近代の融合・国際色豊かなグルメだと感じています。公式サイトの発表によると、フランクフルトのクリスマスマーケットの屋台数は、230超えとあります。ドイツ最大のクリスマスマーケットと称され、世界最大級のクリスマスマーケットともいわれるシュトゥットガルトのクリスマスマーケットの屋台数300に近いです。
そしてFrankfurt Hauptwacheの広場のクリスマスマーケットでは、金融の街フランクフルトならではの高層ビルを背景に、伝統的な屋台が立ち並ぶ風景を目にできます。屋台のグルメは、ドイツの伝統的な屋台料理だけでなく、色々な国の屋台料理を味わえます。
各イベントプログラムの詳細については、Frankfurt Christmas Market公式サイトに紹介がありますので、ご確認ください。Frankfurt Christmas Market公式サイトはOutbound link こちら。
冬のフランクフルトの天候は、曇り空が多く、たまに晴天になるような具合です。青空が少ないので、もし青空の日にクリスマスマーケットを訪れることができたら、とてもラッキー。Römerbergでは、青空を背景に、切妻屋根や木組みの家、そして伝統的な屋台を写真撮影できます。
曇り空だけでなく小雨が降ることもあるので、帽子付きジャケットの着用が便利です。防寒&雨避けにもなります。毛糸の帽子を被ることで小雨を気にしない人もいます。小雨が時折降ったりしますが、人混みで傘をさすのは大変です。そもそもどしゃ降りでない限り、欧州では傘をさす人が少ないです。また、石畳が多いので、歩きやすい靴をおすすめします。
①RömerbergのChristmas Market
Frankfurt Christmas Marketのメイン会場といえば、こちらRömerberg。巨大ツリーや目玉イベントもここです。常設のinformation centerの他、クリスマスマーケットの時期限定で屋台のinformation centerも設置されます。夜、一番混雑するエリアでもあります。

上の写真は2016年に訪れた際のもの。下の写真は2024年に、ほぼ同じ場所で撮影したもの。屋台の配置は、ほぼ同じように見えます。年を経ても、同じ屋台がほぼ同じ場所にあるのは、訪れやすく、そして安心さを感じます。




クリスマスマーケットは、平日の昼間は比較的すいています。休日は混雑しがちで、夜になれば、いっそう混雑度が増し、身動きするのが困難な程、大混雑するところもあります。荷物は最小限にして、身の回り品に注意しましょう。


②LiebfrauenbergのChristmas Market
RömerbergとHauptwacheの間にあります。Kleinmarkthalle frankfurtは、すぐ東隣です。

③Weihnachtsmarkt an der Hauptwache
GALERIAの目の前に広がるクリスマスマーケット。MAIN TOWERやCommerzbank Towerといった高層ビルを背景に、クリスマスマーケットの屋台が並びます。フランクフルト北エリアに住む人々にとっては、Frankfurt Hauptwacheの真上にある広場ということもあり、市内で最もアクセスしやすく、馴染みのあるクリスマスマーケットです。

上の写真は、2024年にフランクフルトのクリスマスマーケットを訪れた時のもの。下の写真は、2018年にほぼ同じ場所で撮影したもの。屋台の配置は、例年同じような場所にある屋台が多いです。全然違う場所に屋台をだしているところも見かけますが、それはそれで発見の喜びがあると思うようにしています。携帯写真の進化が驚きです。


2)Römerberg(レーマー広場)の巨大クリスマスツリー
クリスマスマーケットの目玉の一つ、巨大クリスマスツリーは、Römerbergにあります。Römerbergはメイン会場となる広場で、夜になると大変混雑します。訪れるなら、身の回り品は最小限に。防寒対策もお忘れなく。
Römerbergには、常設のinformation centerの他、クリスマスマーケットの時期には屋台のinformation centerも設置されます。
昼間は、木組みの家と切妻屋根を背景にクリスマスマーケットの賑わいを目にできます。夜には、巨大なクリスマスツリーや屋台がイルミネーションに彩られ、白く輝きます。







3.クリスマスマーケットのショップとグルメ
1)フランクフルトのクリスマスマーケットの屋台の雰囲気
フランクフルトのクリスマスマーケットは、ドイツ最大級です。公式発表によると、屋台数は230超え。’flammkuchen’、’Bratwurst mit brötchen’など定番料理の屋台をはじめに、綿菓子、シュトーレン、レープクーヘン、クレープ、キャンドル、ツリーオーナメント、台所実用品、手袋、防寒衣服、伝統工芸品、日用品など幅広い屋台が出店しています。

子ども達に人気のコーティングお菓子。

洋ナシをチョコレートでくるんでいます。ネズミさん。

2)Käthe Wohlfahrt
個人的におすすめしたいお店が、”Käthe Wohlfahrt” です。ドイツの伝統的なクリスマス装飾を販売しています。素敵なクリスマス装飾品やドイツならではの伝統工芸品等を購入したい方には、イチオシのお店です。Rothenburg、Nürnbergに常設店がありますが、ここフランクフルトではクリスマスマーケットの時期のみRömer広場に出店します。木製の温かみのある工芸品に、ほっこりします。
日本では、六本木ヒルズと札幌に、クリスマスの時期限定で出店しています(2018年)。
🌟Käthe Wohlfahrt
https://kaethe-wohlfahrt.com/
①クリスマスマーケット限定出店のKäthe Wohlfahrt(Römer広場)の様子
時間帯によっては、入店待ちの列ができます。入り口からぐるっと時計と逆回りで店内を進む流れです。



②Schwibbogen
下の写真は、Schwibbogenと呼ばれるクリスマスの伝統的な装飾品です。キャンドル、LED、木工、金属製などの種類があり、第一アドヴェントに家族が集まり1本目のキャンドルに火を灯して、クリスマスへのカウントダウンを始めます。
木工工芸品には、ただ眺めているだけで癒される温もりを感じます。Schwibbogenには色々なデザインがありますが、個人的には素朴なデザインが木工工芸品の印象にぴったりのように感じて、こちらのSchwibbogen “Weihnachtsreise”がお気に入りです。小さなクマさんがポイント。毎冬、大切に使っています。

③Weihnachtspyramiden(クリスマスピラミッド)
エルツ山地発祥のドイツの伝統的なクリスマス装飾品としては、Weihnachtspyramiden(クリスマスピラミッド)もとても人気があります。
Weihnachtspyramidenも、Schwibbogenと同様に、色々なデザイン・装飾があります。安全性を重視するならLEDがおすすめです。こちらは、Pyramide “Weihnachtsbäckerei”。キャンドルの優しい灯りがともると、上の羽がゆっくりと回転し始め、それとともに天使も回ります。優しくて、温かな気持ちになれるWeihnachtspyramidenです。こちらも毎年大切に、使っています。

3)Glühweinと毎年デザインが変わるマグカップ
①Glühweinとは
ドイツやフランスなどヨーロッパのクリスマスには欠かせない飲み物です。赤ワインに、オレンジピールやシナモンなどの香辛料、砂糖、シロップなどを加えて、温めた飲み物です🍷。お店や屋台によって、風味が異なるので、自分好みのお店を探すのも楽しいです。
Glühweinはデポジット含めての料金なので、飲み終わった後、購入した屋台やお店にカップを返却すると、deposit分が返却されます。
②都市ごと、年ごとにデザインが異なるGlühweinのマグカップ(Weihnachtsmarkttasse)
Glühweinのマグカップは、都市ごと、年ごとにデザインが異なります。そのため、多くの方がお土産に購入したりします。未使用の新品のGlühweinのマグカップは、information centerで購入できます。常設のinformation centerが、Römerbergにありますが、クリスマスマーケットの時期には、屋台形式のinformation centerも設置されます。どちらのinformation centerでも、Weihnachtsmarkttasse(新品)やBembel(Apfelwein専用陶器)などを購入できます。
Frankfurt Tourist Information Römer
Römerberg 27, 60311 Frankfurt am Main, Germany
2016年のマグは、薄緑色です。サンタさんとトナカイが可愛い。

Weihnachtsmarkttasse Edition 2018は、紫色。可愛らしいサンタさん、王様、そしてトナカイです。€3です。残念ながら、西暦表示の記載はありません。2018年、フランクフルトでも、定番の赤以外に白のGlühweinも販売されているのを見つけました。

Weihnachtsmarkttasseで提供する以外に、茶色の陶器で提供したり、独自のマグで提供するお店もあります。

③個人的におすすめのGlühweinのお店・屋台
個人的におすすめのGlühweinを、こっそりご紹介します😊。風味の好みは、人それぞれなので、軽く読み流していただけると。
まずは、Hauptwacheの広場にあるお店で、ちょうどGaleria KaufhofとSt.Katharinen Kircheを結ぶクリスマス屋台の通りにあります。広場に屋台が立ち並ぶため、立地の説明が難しいのですが、一番の目印になるのは、Mugが絵柄ではなく、茶色無地の陶器。こちらのGlühweinは、果実の味覚が強めで、柔らかい感じです。
続いては、Römer広場にあるちょうど巨大クリスマスツリーの裏手にある角のお店、Alten Limpurgです。屋台ではなく、ドイツ料理店のお店で、こちらのGlühweinは、まろやかで、渋みは少な目🍷。 Römerbergに面していますが、ちょうど立ち並ぶ屋台の後方に位置しているため、隠れ家的存在になっています。Römer広場は観光スポットですが、Glühweinの値段が広場のお店だけ高いということはありません。
是非、色々な屋台やお店でGlühweinを飲み比べてみて下さいね。寒い冬でも体がポカポカしてきます。
4)Flammkuchen・Bratwurst mit Brötchen
Flammkuchen(フラムクーヘン)とBratwurst mit Brötchen(焼きソーセージのパン挟み)は、どちらもドイツの非常にポピュラーな伝統料理(伝統的な食べ物)です。
フラムクーヘンは、薄い生地に、サワークリーム、玉ねぎ、ベーコンをのせた薄焼きピザのような料理です。ドイツ南西部やフランスアルザスの郷土料理です。軽いボリュームなので、比較的さくさく食べれます。
そして、Bratwurst mit Brötchenは、小さめのパンにソーセージをはさんだ屋台やランチの定番メニュー。屋台では、炭火焼なので美味しさがぐんとアップしている気がします。

5)ハンガリー名物”Langosch”
Liebfrauenbergに”Langosch“のお店があります。ハンガリー名物の、揚げパンのような食べ物です。大きいので、二人で一個でも大丈夫かも。個人的にお気に入りは、Knoblauch(にんにく) und Käse。特に、フランクフルト郊外にあるBad Homburg Christmas Marketで販売されているLangoschは、カラッと揚がっていて、サックサクでした!


6)チェコのTrdelníkによく似た”Baumstriezel”
こちらは、Hauptwacheにある”Baumstriezel“のお店。St.Katharinenkircheの前辺りにあります。チェコの伝統的ペストリー「Trdelník」に似ています💗美味しいですヨ~

内側には色々なトッピングがあります。外側にはシナモンと砂糖がまぶしてあります💗下の写真は、nutellaです。

2024年にフランクフルトのクリスマスマーケットを訪れた際にもBaumstriezelの屋台は人気があり、長い列ができていました。でも回転が速いので、それほど長く待っている気はしません。

7)ギリシャ料理”Gyros”
Römerbergにあるお店。ギリシャ料理のひとつ”Gyros”。ピタパンで挟んでいるので、brötchenに比べて胃に軽い感じ。はさむ具材はお店によっていろいろで、こちらは煮込み玉ねぎです。

いかがでしょうか。フランクフルトのクリスマスマーケットには、ドイツの伝統的な屋台料理から、国際的な屋台料理まで、色々な種類が展開しています。ぜひお気に入りの屋台料理を見つけてくださいね。


4.フランクフルト近郊のクリスマスマーケット
1)Bad Homburgのクリスマスマーケット
Bad Homburgは、フランクフルトから北へ20km、フランクフルトからなら電車でも車でも約30分ほどのアクセスしやすいところにあります。電車S5なら約30分、車なら高速A661で約30分です。
観光客は少なめ、地元の人々で賑わうクリスマスマーケットです。伝統的で、ドイツらしい、地元感のあるクリスマスマーケットです。



5.ドイツ各都市の人気のクリスマスマーケット
1)Stuttgartのクリスマスマーケット
ドイツ最大のクリスマスマーケットといえば、Stuttgart。Stuttgartのクリスマスマーケットを訪れた雰囲気や見どころは、こちらの記事でご紹介しています。
2)Esslingenのクリスマスマーケット
Esslingenのクリスマスマーケットは、ドイツ国内でも珍しい”中世”がテーマのクリスマスマーケット。中世のクリスマスマーケットを味わいたい方に、ぜひおすすめです。
3)Nurembergのクリスマスマーケット
Nurembergのクリスマスマーケットを訪れた記事については、こちらでご紹介しています。

