6)サンタ・ジュスタのリフト Elevador de Santa Justa
メトロBaixa-Chiado駅から、徒歩数分。低地のバイシャ地区と高地のカルモスクエアをつなぐ1902年に完成した鉄製エレベーターです。最上階の展望台からは、ロシオ広場をはじめ、リスボンの街並みを眺めることができます。完成当時、鉄は新しい建築材料だったため、1900年代の建築技術と文化を象徴する建造物でもあります。エレベーターの美しい外観と最上段テラスからの眺めが、観光客の人気を集めています。
🌟Santa Justa Lift
R. do Ouro, 1150-060 Lisboa, Portugal
リフトの美しいフォルム。朝早めに到着したのですが、すでに大勢の観光客が、エレベーターを取り囲むようにして乗車待ちの長い列を作っていました。
①リスボン市内を楽に移動できる乗り放題チケット”Lisboa Card“、”Viva Viagem“
リスボン市内を、楽に、お得に、移動できる乗り放題チケットがあります。Lisboa Card(ピンク色)とViva Viagem(緑色)の二種類です。Lisboa Cardは、メトロ、バス、市電、ケーブルカー、フェリー、近郊線等が有効、またリスボン周辺観光地が無料や割引になったりします。24時間19€、48時間32€、72時間40€です。子ども割引あり。(Lisboa Cardの公式サイトは、こちら www.lisboacard.org )
Viva Viagem(緑色)は、メトロ、バス、市電、ケーブルカーが乗り放題で、24時間6.15€。Lisboa Cardに比べると、かなりお手頃の値段ですが、一部乗れないケーブルカーがあったり、エレベーターの展望台には追加料金1.5€が必要になり、また観光地での割引や無料特典は無しと有効範囲が狭まります。旅のご予定にあわせて、どちらかを選択されると、とてもお得だと思います。メトロ事務所、メトロの券売機で購入できます。(メトロ公式サイトは、こちら http://www.metrolisboa.pt )
両カードとも注意事項としては、乗車する度に読み取り機械にタッチすることを忘れないこと。たとえ乗り放題チケットを持っていたとしても、タッチしておかないと無賃乗車とみなされてしまう恐れがあるそうです💦
ちなみにサンタ・ジュスタのエレベーターも、乗り放題の項目に含まれているので、他にケーブルカーやメトロに乗車する予定があるなら、現金払いよりかはLisboa CardかViva Viagemを利用した方がお得です。
内部は木製で、レトロな雰囲気です。
定員は24名ですが、ぎゅうぎゅう詰めという感じではありません。柔和な雰囲気をした係のお兄さんが、適当に乗車人数を区切っていきます。・・・と思ったら、静止を振り切って乗ろうとした老夫婦を押し戻した係のお兄さん、適当どころか容赦なかったです・・・。エレベーターに人が入ると、それまで歴史的建造物に見えていたものが、途端に生き生きとして見えます。
展望台からの眺め。
サン・ジョルジェ城が見えます。
ロシオ広場が見えます。
視界を遮る柵はないので、展望台からの見晴らしはとても素晴らしいです。
展望台からは、そのまま丘の上にあるバイロアルト地区に出ます。カルモ修道院の裏手辺りです。
7)市電Electrico、ケーブルカーAscensorに乗ろう!
①Praca Luis de Camoes (カモンイス広場)
市内中心部にあるこの広場は、メトロBaixa-Chiado駅から徒歩数分、広場の地下には駐車場もあり、周囲にはカフェやレストラン、そしてBershka、エルメス等のショップ、劇場もあり、wifiもある便利な広場です。このカモンイス広場の北側に、観光客に人気のTrams28Eの停留所があります。
②Cutipol
素敵なカトラリーで人気のCutipolも、この広場のすぐ近くにあります。
③日曜日も営業しているBagel Shop
🌟A Padaria Portuguesa
praca Luis de Camoes 44 , 1200-108 Lisboa , Portugal
Praca Luis de Camoesの北側に、日曜日も営業しているBagel Shopがあります。場所柄、かなり混雑している時もありますが、タイミングがよければ、さくっと注文ができて、さくっと食事ができます。お店に入ってすぐに、整理券発行機があるので、忘れずにとってくださいね。
Pão-de-ló(パオン・デ・ロー)は、元祖カステラ🎵しっとりとした食感に、美味しくてついつい食べ過ぎてしまう危険性をはらむデザートです。
Pastel de Nataは、6個入り。少し甘めで、疲れを癒してくれます~。
④観光客に人気の路線Trams28E
ちょうどこのPraca Luis de Camoes (カモンイス広場)の北側に、市電28Eの停留所があります。黄色い市電が止まっている辺りです。
リスボン市内には、Tramが数路線ありますが、そのうち観光客に人気なのがリスボン市内を東西に横切る28番。アルファマ地区、バイシャ地区、バイロ・アルト地区を通り抜け、起伏の多いリスボンの街を楽に移動できる乗り物として、観光客にとても人気です。Praca Luis de Camoes (カモンイス広場)から、エストレーラ聖堂方面へ走ると、しばらくの間、狭い通りと急な坂をTramが走り抜けるスピード感を味わえます。登ったり、下ったり、苦しそうに走ったり、ゴトゴト揺れたりと、バスとは異なる風情です。乗車客で大変混雑している時があるので、車内や停留所など大勢の人でごった返している際は、ポケットではなく、カバンの奥等にしっかり大事なものをしまい、さらに脇で挟みこむなど、さりげなく気を付けておいた方がいいかもしれません。エストレーラ聖堂辺りまで来ると、起伏が無くなり、観光客もすき、ゆったりと走ります。
ここからUターンしてバイロ・アルト地区へ戻る際には、もしEstrela停留所が大勢の観光客で混雑していたら、一つ前の停留所から乗るようにすると、楽に乗れます。実は、一つ前の停留所は目と鼻の先、聖堂の西側、交差点を超えたすぐのところに、Rua Domingos Sequeira停留所があります。停留所に自分達しかいない場合は、Tramが来たら、運転手に乗車の合図を出してください😊
⑤映画や風景写真で有名なビッカ線Elevador da Bica、ASCENSOR DA BICA
Tram28のルートの途中には、ビッカ線のケーブルカーがあります。リスボンらしい風景として、映画やテレビ、写真でよく撮影されているところです。Tram28Calhariz-Bica停留所で降車して、東に数メートル進むと、ビッカ線があります。・・・あれ?ここであってるよね?と不安に。落書きだらけの可哀そうなケーブルカーがそこにありました。運行しているのだろうか?
観光客は大勢いるのに、周りの風景を撮影していても、誰一人ケーブルカーに乗っていません。辺りを見回すと、少し離れたところに、タバコ休憩をしている制服姿の男性の姿が。運行なのかどうか尋ねると、運行してるよー、もうすぐ発車するよとの返事だったので、それではと、乗り込みます。
車内の座席は、木製です。こちらのケーブルカーは、Viva Viagem(緑色)の乗り放題の項目に含まれています。
すると、おもむろに制服姿の男性が動き出し、テキパキと辺りを点検して扉をあっという間に閉めると、発車!遠くに青いTagus川を眺めながら、颯爽と急勾配を下っていきます。下から上がってくるケーブルカーの姿が見えてきました。黄色いケーブルカーが、立ち並ぶ街並みの間を登ってきます。一生懸命に登っていく姿は何だか可愛いー💕
下り坂の景色を楽しんでいたら、あっという間に、Rua de Sao Paulo駅に到着。下から見ると、急勾配の坂であることがわかります。坂の下にある駅は、建物の一部をくり抜くようにして駅となっています。
赤色のTramは、趣があります。