ミシガン州の北西に位置するTraverse Cityは、アメリカ最大のチェリー生産地で、小さな町にも関わらず国内有数の観光地のひとつとして知られています。
covid-19パンデミックにより開催が見送られていた”National Cherry Festival”が2022年7月に復活しました。一年に一回開催されるNational Cherry Festivalには、約50万人もの観光客が訪れる大イベントです。
ワイン産地としても有名なTraverse Cityから車でおよそ40分、約28miles、西に進んだところに、Sleeping Bear Dunes National Lakeshoreがあります。
1.Sleeping Bear Dunes National Lakeshoreに訪れるには
まずは”Philip A. Hart Visitor Center“を訪れましょう。他にも数件Visitor Centerはありますが、ここがメインで訪れやすいです。パークパスの支払い、パンフレット、地図、公園の最新情報を入手できます。駐車場は無料です。
1)Philip A. Hart Visitor Center
①Access
Philip A. Hart Visitor Center
9922 W Front St, Empire, MI 49630
https://www.nps.gov/slbe/planyourvisit/visitorcenters.htm
Philip A. Hart Visitor Centerでは、窓口のスタッフ、待機レンジャー、ボランティア含め、穏やかな人柄の人が多く、全体的にフレンドリーな雰囲気です。Gifts、Souvenirs、Booksも販売されています。
②Fees & Passes
Philip A. Hart Visitor Centerの窓口で国立湖岸の入園料を支払うことができます。支払い後のレシートは、国立湖岸内のthe Dune ClimbとPierce Stocking Scenic DriveのEntrance stationsでレンジャーに提示しなければならないので、すぐ出せるように準備しておくとスムーズです。基本車のダッシュボード上の外から見える位置に置いておきましょう。レシートに記載のバーコードでチェックして入場する流れとなります。
Entrance Fees
Park Entrance Pass; Per private vehicle (valid for 1-7 days from date of purchase) $25.00 Park Entrance Pass – Motorcycle; Per motorcycle (valid for 1-7 days from date of purchase) $20.00 Per Person Entrance Pass; Visitors 16 years of age or older who enter on foot, bicycle, or as part of an organized group not involved in a commercial tour. $15.00
年間パス、アメリカ国立公園をよく訪れる方にお得な”The America the Beautiful – The National Parks and Federal Recreational Lands Pass Series”もあります。
③Historical/Interpretive Information/Exhibits
Philip A. Hart Visitor Centerの奥には、研究や展示物が配置されていて、小さなお子さんでも学びやすくなっています。
2)持ち物
Sleeping Bear Dunes National Lakeshoreは、ミシガン湖により気象が急変することがあります。そのため、フード付きジャケットをはじめ、重ね着がおすすめです。車で訪れる場合は、不要な重ね着を置いておくこともできるので、訪れる時期に応じて服装を考慮すると便利でしょう。夏の日差しは厳しいときがあるのでサングラス、帽子があると楽です。滞在時間によっては日焼け対策も必要かと。砂地では深めの履き慣れた靴だと砂が入り込みません。砂地が深いので、もういっそ素足やビーチサンダルの人も多いです。
2.Sleeping Bear Dunes National Lakeshoreの見どころ
1)Pierce Stocking Scenic Drive
1977年にSleeping Bear Dunes National Lakeshoreの一部となった”Pierce Stocking Scenic Drive”は、車でゆっくりと走りながら車内や車外から風光明媚な景色を楽しむことができます。一周は約7.4milesです。入場には、国立公園Entrance Feesが発生するので、Philip A. Hart Visitor Centerで支払い済のレシートを入場ゲートで提示しましょう。Sleeping Bear Dunesを見渡せる一番人気の”Sleeping Bear Dunes Overlook”は、Pierce Stocking Scenic Driveの途中にあります。
アメリカ国立公園公式サイトPierce Stocking Scenic Driveの紹介ページ→https://www.nps.gov/slbe/planyourvisit/psscenicdrive.htm
Pierce Stocking Scenic Driveでは、所々に待機スペース、展望エリアが設けられています。順路通りに、番号が割り振られています。
3番の展望台からの眺め。
11番のところでは、木製の額縁が設置してあり、撮影スポットとして推奨されてたりも。
2)Sleeping Bear Dunes Overlook/Lake Michigan Overlook 観光一押し!
Pierce Stocking Scenic Driveの途中にあるSleeping Bear Dunes Overlook。ミシガン湖から高さ約450feet、約137mの崖上にあるSleeping Bear Dunes Overlook/Lake Michigan Overlookからは、大自然の壮大で開放的な眺望を眺めることができます。Sleeping Bear Dunes National Lakeshoreの間違いなく見どころのひとつです。湖からの崖が急斜面のため、斜面に立つと、目前に眺望が左右にスパーンと広がり、湖面からの風にさらされ、爽快な気分になれます。人気観光スポットなので、併設駐車場は満車で車があふれ、あふれた車が路肩に駐車する車列が延長することがあります。一方通行で逆走も不可なので、駐車スペースの空きが出れば、見つけ次第迷わず駐車しましょう。
湖に下る砂丘の崖は急勾配で、その傾斜は洒落にならないほど。思わずめまいでクラクラします。砂地のため、普通の平地でも歩くのに体力が削られるのに、さらに砂地での上り下りの移動は足場が悪く予想以上に非常に大変です。自然浸食により年に約1foot の割合で削られているそうです。
崖上には待機するレンジャーの姿を見かけました。崖を降りることは禁止されてはいませんが、国立公園公式サイトでは降りることは推奨されていません。展望ポイントの目立つところに、注意看板が設置されていて、明瞭で現実的な金額のおかげで、観光客皆苦笑い。観光気分から冷静にかえるようです。
少し先には、木製の展望台があります。木製デッキなので、歩きやすいです。
展望台からの見晴らし。
少し歩くと隠れスポットのようなところも。
風に吹かれながら、ぼーっと景色を眺めたり。心が安らぎます。
3)Dune Climb
S Dune HwyからDune Climbへ入るには、国立公園Entrance Feesがかかります。Philip A. Hart Visitor Centerで支払い済のレシートを入場ゲートで提示すると、秒で入場できます。併設駐車場の目の前に砂丘があるので、アクセスは楽々です。
Traverse City近郊の観光地、ワイナリー、National Cherry Festival、LelandのFishtownについても順次upしていく予定です。