抱きしめる度に愛着が増すシュタイフのぬいぐるみ。世界で初めてテディベアを作成したシュタイフ社の博物館は、ドイツのGiengenにあります。1880年創業以来、素材、品質、安全性、製造過程すべてにおいて最高の品質を重要視しているのは、シュタイフのぬいぐるみどれもが、家族やペットのように暖かくそばに存在し続けられるように。ドイツの世帯では、三世代に渡り愛されるテディベアもいます。’Steiff Reinheitsgebot’は、長年に渡り顧客の信頼を得てきたシュタイフ社の基盤です。
そばにいるだけできっと癒やされるぬいぐるみ達が大勢います。博物館やショップで、是非、自分ならではの大切な存在を見つけてみてください。
1.シュタイフ博物館への行き方 Steiff Museum
車で向かう場合、最寄り出口は、高速A7出口Giengenとなります。たとえばフランクフルトから車で向かうなら、A661→A3→A7とほとんど高速を利用でき、総走行距離目安は290kmほどです。ドイツの高速は、速度無制限のところもありますが、工事箇所や合流地点では80kn、120kmなど速度規制がありますし、速度探知機も設置されています。
Steiff Museum
Margarete-Steiff-Straße 1, 89537 Giengen an der Brenz, Germany
Outbound link https://www.steiff.com/de-de/steiff-shop-outlet
*covid-19により入場ルールが設けられたり、変更が入っています。予約も必要です。シュタイフ博物館ご訪問前には、シュタイフ博物館公式サイトで情報をご確認されることをおすすめします。
高速A7出口Giengenを下りるとすぐroundaboutの中央にクマ立像が設置されていたり、シュタイフ博物館への標識があるので、博物館まで迷うことなく辿り着けます。
シュタイフ博物館の駐車場側からの入り口。外観はモダンですっきりとしています。博物館には、4時間無料の広い平置き駐車場が併設されています。
Eintrittspreise(入館料)
Erwachsene(大人) €10 Kinder (6 bis 17 Jahre) und Schüler(6歳から17歳の児童) €6 Studenten, Gäste mit Behinderung, Gäste ab 60 Jahren(学生、身障者、60歳以上) €8 Gruppenpreis(ab 20 Personen) pro Person(20人以上の団体) 一人€6 Familienkarte(家族カード) (2 Erwachsene und deren Kinder bis 17 Jahren, Personen die in einem Haushalt leben.)
(大人2名と17歳以下の子ども)
€25 Steiff Club-Mitglieder und Kinder bis 5 Jahren(シュタイフクラブ会員、5歳以下の子ども) 無料
12歳までの誕生日当日の訪館無料(ID提示要)。入館料や開館時間の詳細につきましては、公式サイトまたは博物館の電話にて確認することができます。
開館時間:毎日10:00~18:00、4月~10月夏期毎日9:30~19:00←COVID-19 の影響により変更の可能性あり。
Geschlossen an folgenden Feiertagen:25. Dezember, 26. Dezember, 01. Januar und Karfreitag. Am 24. und 31. Dezember ist das Steiff Museum bis 13.00 Uhr geöffnet.
2.シュタイフ博物館館内
1)博物館入り口
1階には博物館入り口、BISTRO KNOPF、Museum Shopがあります。英語、日本語パンフレットもあります。
受付の対面にはクロークがあります。入り口があるホールには、テディのお城の展示がありました。
2)博物館内の様子
博物館は、マルガレーテ・シュタイフの生家、工房の様子から始まります。詳細を明かしてしまうと、楽しさが半減してしまうので内緒ですが、マルガレーテの甥リチャード・シュタイフの創造性や、マルガレーテ・シュタイフの精神を受け継ぐ会社の歴史を学ぶことができます。シュタイフ社のぬいぐるみが何故ここまで人々に愛されるのか、一端を知ることができる博物館の構造となっています。
マルガレーテ・シュタイフの生家、工房の様子に続いては、案内人クマのぬいぐるみのクノッフや女の子フリーダと一緒に世界を旅します。
北極に住むシロクマと南極に住むペンギンがともに暮らす夢の寒冷地方。現実ではシロクマとペンギンは生息地が異なるためお互いに出会うことはありません。ミニペンギン、アザラシ、ハスキー犬もいます。クノッフとフリーダがどこにいるか、探しながらさらに世界を歩きます。
クノッフはどこかな?→→→フランスでは、モネの睡蓮の池に登場!
ニューヨーク、ハリウッド、ビル群と野球と地理的におそらくシカゴ?。メキシコでは、ソンブレロのつばにちょこんと座り、マラカスを掲げています。
ドイツから眺めた日本はこんな印象なのかな?。富士山と東京都心の写真です。
世界中に存在するテディ達。ここでいったん世界を巡る旅は終わり、様々な’またね’の挨拶表現で一区切り。
次のエリアでは、野生エリアがテーマのよう。ジャングルや草原には、騎乗OKの巨大な象の親子、トナカイ、バッファロー、ラクダそしてなぜかユニコーンがいます。空を見上がると、宇宙を旅するテディが!
上のフロアから下のフロアへ滑り降りる、蛇の滑り台。子ども達の人気を集めていました。微妙な位置に葉っぱが乗っているクマ。
好きなだけ、思う存分、触っていいぬいぐるみのエリアもあります。
さらにテディの作り方の紹介エリア。
博物館を上階から下の階へとぐるっと下りる構成になっています。最後、博物館の出口では、案内人のクマのクノッフと女の子フリーダが、またねー!と。
博物館の出口はMuseum Shopとつながっています。ぬいぐるみから衣服、おもちゃまで幅広く展開されています。今回は、ふわふわ毛並みの’Elmar’くんを購入しました。
数日後、さらに我が家にメンバーが加わります。”Soft Cuddly Friends Oggie Schwein“!下の娘が一目惚れ。博物館で見かけて、後日フランクフルトのSteiffショップで購入しました。ふわふわとした毛並みに、つぶらな瞳、大きな鼻の下には、にっこり微笑んだ口が隠れています。口と鼻の穴は刺繍です。しっかりとした厚みがあり、抱きしめるとボリュームがあり安心感ボフンボフンします。癒やされ効果抜群です。安定して座ることができます。30℃で洗濯機で洗えます。
さらに、”Soft Cuddly Friends Jimmy Teddybär“!可愛いがりすぎて、ぬいぐるみが灰色になってきているので、そろそろ洗濯してあげないと~と思うこの頃。手足はわざと余裕をもって作られているそうで、自由に手足を動かせます。全身柔らか、ふわふわの毛並みに、つぶらな瞳、しっかりとしたお腹まわりは、愛嬌ばつぐんです。明るい茶色の色合いといい、抱きしめやすさといい、個人的に最高のクマさんです。
ただ抱きしめるだけで癒やされます。
3)フランクフルト市内にあるSteiff直営店
フランクフルト市内にはSteiffを取り扱うショップが幾つかありますが、品揃えならやはり直営店がおすすめ。Steiff直営店は、観光名所のレーマー広場から徒歩すぐのところにあります。スタッフさんは皆さん親切なので、お店を訪れやすいと思います。車で行くならすぐ近くにParkhaus Dom Römerがあります。
🌟Steiff Shop Frankfurt
Markt 24, 60311 Frankfurt am Main, Germany
3.Steiff Factory Outlet in Giengen
シュタイフミュージアムの同じ敷地内にある木組みの建物内です。新商品以外のぬいぐるみ、定番品、衣服類のアウトレット商品が販売されています。
奥に見える建物がシュタイフ博物館。手前の木組みの建物がアウトレットです。
アウトレットの営業時間については、ネットで情報が錯綜していたため、こちらに参考として訪問時点での営業時間を紹介させていただきます。変更が入るかもしれませんので、事前に公式サイトまたは公式電話問い合わせにてご確認をおすすめします。
4.シュタイフ博物館内にあるBISTRO KNOPF
カジュアルレストラン。入り口では、メニューをもったクマさん達がお出迎え。
メニュー例。
5.Giengen an der Brenzの街中の様子
博物館から車で数分離れた丘の上に、街の中心地があります。私たち以外の観光客らしき人影は見当たらず、地元の人々ばかり。のどかな雰囲気です。
近くまで来たので、続いてネルトリンゲンの町を立ち寄ることにします。ネルトリンゲンは、’進撃の巨人’の世界観を彷彿させる町と言われています。