フランス北東部、ライン川をはさんでドイツに接し、古来より交通の要衝として、栄えた町ストラスブール。ロマネスク様式とゴシック様式が複合した美しい大聖堂’ストラスブール大聖堂‘に、世界遺産の’LA PETITE FRANCEエリア‘、欧州議会の会議場、美味しいアルザス伝統のフランス料理を味わえ、欧州の歴史を象徴する町としてストラスブールには大勢の観光客が訪れています。ストラスブールの観光名所は、イル川の中州、周囲2kmほどの島に集まっています。
1.ストラスブール大聖堂
Cathédrale Notre Dame de Strasbourgは、ストラスブールの中心地にあります。その高さは142m、1647年から1874年までは世界一の高層建築でした。 あまりに巨大で、イル川中州のどこからでもその姿を眺めることができるほど。通りから普通に撮影すると、先端が写らない・・・。アルザス平原一帯から大聖堂の姿を見ることができるそうで、遠くはドイツの「黒い森」からも見えるとか。
世界的に有名なゴシック様式の大聖堂として、世界最大のケルン大聖堂があります。ケルン大聖堂の訪問についてはRead the blog 「Maastricht & Köln.2 ケルン見どころ」の記事をどうぞ。
巨大で美しい大聖堂。尖塔が対照的に建てられる予定でしたが、資金不足のため、あるいは地盤が弱いためと諸説あるそうで、片方のみ建てられています。正面から見ると、独特の非対称の姿となっています。建材により大聖堂は、灰色がかったピンク色に見えます。
教会前の広場で、カフェを楽しむ人々の姿。アルザス特有の木組みの建物が素敵です。ヨーロッパでは、ほとんど石畳なので、観光には歩きやすい靴がおすすめです。
広場ぎりぎりまで後ろに下がって撮影しても、ストラスブール大聖堂の全景は、とても写せず。仕方ないので、部分撮り💦大聖堂の繊細な彫刻の美しさとその大きさに、ただただ圧倒されてしまいます。
大聖堂を北西側から眺める。
大聖堂内部。
大聖堂の見どころのひとつ’天文時計‘。高さ18m、世界最大の天文時計のひとつで、1838~1843年に制作されたもの。グレゴリオ暦に基づいて復活祭の日を計算でき、閏年も計算できる、高度な計算機でもあります。
2.Petit Train Touristique de Strasbourg
ストラスブール大聖堂の北西側に、観光ミニトレインの発着所があります。Le circuit “Petite France“(”Petite France”循環)は、主要な観光スポットを巡り、とても楽々、便利です。一週はおよそ40分ほど。料金は大人€7、子ども(6~14歳)€5で、チケットは発着所で購入できます。
3.LA PETITE FRANCE
世界遺産「LA PETITE FRANCE」の街並み。
Barrage Vauban
ストラスブール大聖堂の尖塔がちらりと見えます。
4.ストラスブールの街並み
1)グーテンベルク広場
活版印刷を発明したドイツ人Johannes Gutenbergの立像が広場にあります。ストラスブールで研究し、1440年頃に完成させたといわれています。
①Restaurant Au Gurtlerhoft
ストラスブール大聖堂の正面にあるレストラン。ガイドブックにも掲載されていて、地元客だけでなく観光客も大勢います。メニューは、フランス語、ドイツ語、イタリア語、英語。メニューの表記はとてもわかりやすく、アルザスの名物料理Flammekueche(ドイツ語Flammkuchen。薄焼きピザみたいなもの。お祭りやクリスマスマーケットでよく販売されています)、アルザスの郷土料理Baeckeoffe(肉じゃがみたい)、スイス料理のRœsti(レシュティ。ジャガイモ料理。ベルンのレシュティについてはRead the blog こちらの「Bern Neuchâtel .2 ベルンおすすめスイス料理」ブログをどうぞ)、そしてお肉。スタッフも親切でした。
②Dreher
グーテンベルク広場近くにあるパン屋さん。ストラスブール大聖堂に向かう途中で、美味しそうな香りに惹かれて、クロワッサンとコーヒーを。
③Au Pain de mon Grand-Père
こちらもグーテンベルク広場近くにあります。伝統的材料と製法で職人さんの手により作られたパン、ペストリーの数々。とても混んでいますが、多少並ぶことになろうとも、その価値は大ありです。絶品のパン、ペストリーです💗