タリンには市立博物館がいくつかあり、’Kiek in de Kok and Bastion Passages Museum’は人気博物館のひとつです。MAIDEN TOWER、BASTION PASSAGES、CARVED STONE MUSEUMの三つのセクションがあり、自由に組み合わせて見学することができます。
8)Kiek in de Kok and Bastion Passages Museum
🌟Kiek in de Kok and Bastion Passages Museum
Komandandi tee 2, 10130 Tallinn, Estonia
要塞の通路を見学希望の場合は、定期的ツアーか、個別ツアーに申し込みをします。博物館の窓口、電話、またはメールで申し込みが可能です。エストニア語、英語、ロシア語、フィンランド語のツアーがあります。BASTION PASSAGESからCARVED STONE MUSEUMを巡り、Vabaduseväljak(Freedom Square)に出てきます。従ってツアーの開始場所と終点場所は違う場所になります。もし荷物を博物館で預ける場合は、ツアー終了後に博物館まで取りに戻る必要があります。所要時間は、1時間15分ほどです。
定期ツアー以外にも、電車に乗って移動してthe Swedish bastionを見学できる特別ツアーもあります。詳細は公式サイトにてご確認ください。
公式サイトはOutbound link こちら:https://linnamuuseum.ee/en/kiek-de-kok/bastion-tunnels/
BASTION PASSAGES AND THE CARVED STONE MUSEUM (A REGULAR TOUR)
大人 €9.00
割引対象 €6 (ITIC card, pupils, students, pensioners)
家族 €18.00 (2 adults + up to 4 children)
Joint ticket (Kiek in de Kök/Bastion passages/Carved Stone Museum) €13.00
Advance booking from Tuesday to Sunday between 10:30 and 17:00
要塞トンネルは、年間を通して7-10℃の気温のうえ、急な階段を上り下りする箇所もあるので、歩きやすい靴と気温に配慮した服装がおすすめです。また、7歳未満の小さなお子様の入場はおすすめしないと公式サイトに記載があります。
窓口で定期ツアーに申し込みをしたところ、ちょうど直近に空きがあったため、入れてもらいました。左手に待機ホールがあり、そちらでは、ツアー開始前に、タリンの歴史フィルム(アニメ)の上映があり、子供向けパソコン学習コーナーも設置されていて、タリンの歴史を学ぶことができます。
フィルムでは、野原のような何もない場所に街ができ、戦争がおこり、要塞都市へと防衛システムが整っていき、現代のタリンへと繋がる歴史が紹介されます。
集合時間になり、いよいよツアーが始まります。要塞とタリンの歴史を、身近に感じながら、学ぶことができます。参加人数は20人ほどです。
要塞のトンネル内は、部屋と部屋が繋がるような建物構造で、各部屋に時代毎の展示があり、ガイドさんが説明してくれます。歴史を遡る形で、展開されていきます。90年代にはホームレス、80年代のパンクライブの利用、60年代~70年代には赤ちゃん用のガスマスク、冷戦、第二次世界大戦の空襲避難所として活用されていた歴史が、様々な視点で展開します。
BASTION PASSAGESとCARVED STONE MUSEUMは連結しているため、そのままガイドツアーはCARVED STONE MUSEUMへと続行します。
9)CARVED STONE MUSEUM
CARVED STONE MUSEUMだけなら、ガイド無しで自由に見学することもできます。(ガイド無しの入館は、6月から8月のみ。Wed-Mon 10:00 – 17:30. 最終入場は17:00。月火祝日は休館)
公式サイト→https://linnamuuseum.ee/en/kiek-de-kok/carved-stone-museum/
🌟CARVED STONE MUSEUM
Vabaduse väljak, 10130 Tallinn, Estonia
ツアーが終了し、出口のVabaduseväljak(Freedom Square)に出ると、夕焼けが迫っていました。正面には、St. John’s Churchの姿が。19世紀に建設されたルター派の教会です。
10)Town Hall Pharmacy
1422年開業のヨーロッパで最も古い薬局のひとつ。Town Hall Squareを取り囲む建物の北西の角にあります。ロシアツァーリ(皇帝または王にあたる君主の称号。西欧側の外交問題により、皇帝とも王とも。)も薬を注文していたとか。現代の薬剤だけでなく、中世からのレシピに基づいた薬草やマジパンもあり、中世の医薬品展示室もあります。
🌟Town Hall Pharmacy
Raekoja plats 11, 10146 Tallinn, Estonia
看板は’ヒュギエイアの杯’。医療のシンボルマーク「アスクレピオスの杖」と同様、薬学のシンボルマークとして、一般的なマークなので、すぐに薬局だな~とわかるようになっています。apteekの文字でもおなじみですね。