毎冬シカゴで開催される人気イベントのひとつ”Winterland at Gallagher Way”。2022年からWinterland at Gallagher Wayが”Wrigley Field”球場内にも広がり、”Winterland” at Wrigley Fieldへと規模が拡大しました。
アトラクションを楽しむだけではなく、普段は入ることができないMLB野球スタジアムのフィールド内に入場したり、フィールドからの眺めを見ることができるチャンスでもあります。
アイスリンク、carnival rides、an ice slide、the rink’s ice bumper cars、Tilt a Whirlなどをはじめとしたアトラクションがあり、小さなお子さんからも楽しめるイベント構成となっています。
屋外イベントですので、防寒対策はしっかりとご準備を~。
1.Winterland at Wrigley Field
1)アクセス Wrigley Field & GALLAGHER WAY
Wrigley Fieldは、1914年に建てられたMLBで二番目に古い歴史ある球場です。ご存じCHICAGO CUBSの本拠地球場で、収容人数は約41000人。
Wrigley Field
1060 W Addison St, Chicago, IL 60613
公式サイト; https://www.mlb.com/cubs/ballpark/information
公式サイトでは、公共交通輸送機関Metra Trains、Chicago Transit Authority (CTA) buses and trains、Pace shuttle buses、The Regional Transportation Authority (RTA)の利用が推奨されています。車で向かう場合は、SpotHeroなどで事前に駐車場を確保しておくと安心です。
全米展開する”SpotHero”駐車場&valets予約システムの詳細についてはこちらの弊ブログをどうぞ→Read the Blog 「シカゴでNBA観戦 シカゴ・ブルズ」3)駐車予約システム”SPOT HERO”
私達は、スタジアムのすぐそば、3707n N Clark Stの臨時駐車場に駐車しました。駐車場管理人がとても気さくな女性スタッフで、オープンな雰囲気と明朗会計に周辺相場価格で即決。空きがあってよかったです。
実はその前に事前にSpotHeroで駐車場の予約をしていたのですが、予約していた駐車場が2台スペース分の駐車場で、隣の車がはみ出していて駐車するのが厳しく、予約をキャンセルしたのです。
SpotHeroでは、Hourly Parkingの場合、駐車予約時間が始まる前のキャンセルなら全額返金されます。
ちなみにAirport Parkingの場合は施設によりキャンセルポリシーが異なるので、SpotHero経由で予約したとしても施設のポリシーに準じるとあります。
2)入場チケットの購入
入場チケットの購入は、公式サイトからオンラインで購入できます。
Winterland at Gallagher Way公式サイト→Outbound Link https://www.gallagherway.com/
WinterlandイベントのWrigley Fieldへの入場料金は、$5(手数料除く)です。2歳以下は無料。
Wrigley Field内にあるアトラクションは別料金で、フィールド内にあるチケットショップでアトラクションチケットを別途購入し、アトラクションに応じて乗車前に必要枚数を渡すシステムです。
アトラクションチケットは使い切りなのと、時間にもよりますがそれほど購入に列ができるわけではないので、必要な分だけその都度購入する方が良いかも。余っても返金できません。
ice skatingは、$12 for rink access (no skate rental)、$20 for rink access and skate rentalとなっています。
入場チケットは、MLB観戦チケットと同様にmobile ticketingです。MLB公式アプリの”MLB Ballpark app’あるいはWallet (Apple Wallet)で管理できます。
こちらは、アトラクションチケット。紙製です。
3)シカゴの冬の防寒対策 マイナス20度でも平気になるには
①シカゴの冬の天候
シカゴの冬は寒いです。どれくらい寒いかというと、下記の表通り。
一般的にシカゴの冬は寒く、時には積雪もあります。1月の平均最高気温が0℃とか。
さらにシカゴの特徴として風が強いので体感温度はもっと寒く感じます。そして時には-22°F・-30℃くらいの厳寒日がドーンと到来したりします。それに積雪が重なった日には、もう精神的にも凍ります。
2022-2023
1月平均 2月平均 12月平均 最高気温(°F) 33 36 37 最低気温(°F) 華氏 22 25 27 最高気温(℃)摂氏 0.5 2.2 2.7 最低気温(℃)摂氏 -5.5 -3.8 -2.7 Wind 14.2mph・ 22.9kph・6.3m/s 13.6mph・ 21.9kph・6.1m/s 13.9mph・ 22.4kph・6.2m/s Humidity 0% 0% 0%
体感温度を計算するソフトを見つけましたので、参考にさせていただきました。すると、上のシカゴの1月の平均最低気温22°F / -5.5℃、平均湿度0%、平均風速6.3m/sでは、体感気温は-13.5℃となります。(体感温度;計算サイト引用 カシオ→Outbound Link https://keisan.casio.jp/exec/system/1257417058)
②シカゴの冬の屋外での服装
シカゴの冬は、一般的に寒さが厳しいです。そのためたいていの屋内は、防寒設備が整っているので、居心地よく過ごせるでしょう。屋内と屋外の滞在時間や頻度、移動手段にも左右されますが、場面に応じて衣服調節が大切です。
シカゴ冬の屋外での服装
- 防寒のしっかりとしたダウンジャケット(フードがあると便利)やコート
- 手袋
- ニット帽
- アウトドア用インナー&靴下(しっかり防寒したい時)
- ヒートテック肌着(屋外が短時間あるいは汗をかかなさそうな時とか)
- スノーブーツ、スニーカーなど色々
- マフラー適宜
シカゴのダウンタウンでも郊外でも、ニット帽は大人も子どもも寒い時は着用しているので、帽子をかぶっているからと言って浮くことはありません。ダウンジャケットのフードを被って防寒しているのもよく見かけます。
2.Winterland at Wrigley Fieldの様子
MLBで二番目に古い、歴史ある球場Wrigley Field。そのシンボル的存在のひとつが外野フェンスのivy wallです。bricksの外野壁に生えるivyは、他のMLB球場にはない特徴としてあげられていて、打球がivy wallに埋まり野手が取れないと両手を挙げて申請すると二塁打となる球場特別ルールがあったりします。
外野壁のbricks wall をモチーフとした別のbricks wallを、球場内のあちこちで見かけることができます。
さっそく”Winterland” at Wrigley Fieldへ。
フィールドに足を踏み入れると、左手すぐのところにアトラクションチケット売り場、右手中ほどに軽食や飲み物を販売する暖房完備の大きな建物が配置され、屋内と屋外の両方にテーブル席が多数あります。
柵に囲まれた焚火のようなものがあり、マシュマロを焼くことができます。
屋外の寒さが厳しいせいか、屋内の暖房は結構強めのように感じました。
アトラクションは、アイスリンク、carnival rides、an ice slide、the rink’s ice bumper cars、ミニ機関車、Tilt a Whirlなどがあります。他に輪投げとかミニゲームも。
アイススケートには、非常に長い列ができていました。
ゴムチューブに乗って滑り降りる”an ice slide”。スピード感もあって、人気。
アイススケートとともに、非常に長い列ができていたthe rink’s ice bumper cars。
意外に面白かったのが、”Tilt a Whirl”。
ボール型のライドが個別に回転しながら、大きく回る回転系アトラクションです。よく遊園地や移動遊園地で見かけます。
並びながら様子を見ていると、さほど怖くなさそうに見えるのに時折大きな悲鳴が上がったり。
ライドごとに動きが違い、ぐるんぐるん恐ろしいほど回転しているライドがあったり、回転が少なめのライドがあったり。
そして足でアトラクションのスィッチのオンオフを操作しているスタッフさん、時間もしかして適当ですね。
回転するライドを眺めつつ、回転が違うのは体重のせいじゃないよね、遠心力だよねと納得しようとする私達。
遠心力は、速度に比例し、カーブの半径が小さくなるほど大きくなるので、ライドを回転させたければなるべく真ん中に寄って、身を小さくすれば良いのでは?と適当な事を話したりして、並ぶ時間をつぶしたりしていました。
いよいよ順番が近づき、ライドに乗車!
うわああああああ~~~
下の娘と乗った私達のライドだけ、なぜか他に比べて明らかにぐるんぐるん回転してる!!
回転速度違うよ!いや、決して私達が重いわけではないと心の中で叫びつつ。
回転速度には波があり、速い時には脳にぐぐっと血が集まる感じに。すごい重力??
あまりの回転速度に笑いが止まらず、笑いながら叫びながら、ライドにぐるんぐるん乗車していると、楽しそうと思ったのかスタッフさんが笑顔でこちらを見ているような気が。
そして結構長く回転しているような気が~。
とても面白い、乗り甲斐のあるアトラクションでした。
フィールド内には貸ロッジがありました。後方に見えるのが、Wrigley Fieldならではの木製スコアボード。
こちらのWrigley Fieldにあるスコアボードは、1937年に完成しました。他の球場と違い、電光掲示板に変わることなく、ずっと木製のまま手動式です。時計は1941年に設置されたものです。
歴史あるスコアボードはそのままに、球場100周年記念として追加で新しく2015年に電光掲示板が設置されました。
これにより、選手情報、試合の生中継、そしてリプレー映像が球場内に映し出されるようになりました。