Flower Carpet Brusselsは、2年に一度、ブリュッセルのthe Grand-Placeで開催されます。1971年から始まったイベントで、敷き詰められた花々は美しいまるで巨大な絵画やカーペットのよう。ベルギーと日本の150年の外交友好関係を祝して、2016年のフラワーカーペットのテーマは「日本」です!
1.フラワーカーペットブリュッセルの行き方
2年に一度Brussels Grand Placeで開催され、2016年は8月12~15日に開催されます。Grand Placeは、1998年に世界遺産に登録され、世界で最も美しい広場のひとつとして称えられています。市庁舎のベランダから眺める場合は、チケット(Panoramic view Tickets)が必要です。チケットは当日市庁舎の入り口で購入することもできますが、長い列に並ぶ時間を節約するなら、事前予約購入をおすすめします。事前予約したチケット保持者は、優先レーンで入場することができます。チケットの料金は、一般€6.00 (10歳未満は無料)です。
1)パノラマビューチケット予約購入の方法
公式サイトからオンライン購入する→http://www.flowercarpet.brussels/enにて、例年5月中旬から前売り開始。
the Visit Brussels shopsで窓口購入→ Grand Place 、 Rue Royale 2-4, 1000 Brusselsの2カ所
2)イベントスケジュール
大変混雑するので、手荷物は最小限に、身軽な格好で訪れましょう。特に欧州で観光地とされるエリアは、防犯意識をもつことが大切です。フタやファスナーなど開口を閉めるバッグで、貴重品はもたない、あるいは奥にしまうようにし、自然とフタに手を添えるように守ったり、脇で軽くバッグの開口を締めるようにしたりします。旅行者に見られないような服装、周囲に馴染む服装で観光するのも、身を守る一つの術です。何か気にかかることが生じた場合は次のバスに乗り換えたりタイミングをずらすことも。現金を持ち歩くとしても、必要な分だけ、なるべく少額にしましょう。Flower Carpetは、夜にはライトアップされ、ショーも行われます。
スケジュール例 該当年によって日時等変更あり
- Official opening with sound and light show: 12August, 10.00 p.m.
- Panoramic view of the carpet from the City Hall balcony:
- 12 August, 1.00-6.00 p.m. (last admission: 5.30 p.m.)
- 13-15 August, 10.00 a.m.-10.00 p.m. (last admission: 9.30 p.m.)
- Sound and light show: 13-15 August, 9.30-11.00 p.m. (every 30 minutes)
2.フラワーカーペットブリュッセルの様子
会場のthe Grand-Placeへ向かいます。私達は徒歩数分圏内にあるホテルに宿泊したため、車はホテルの駐車場に停め、ブリュッセル市内の観光エリアは徒歩で移動することにしました。会場のthe Grand-Placeは、大勢の観光客であふれています。フラワーカーペットの大きさは、なんと77m×24m!。この広大な敷地に、イベント開催日初日8時間以内で、花々を敷き詰めていきます。100人以上の庭師がボランティアとして参加するそうです。
花々の種類は、ベゴニア。熱帯及び亜熱帯地方が原産のベゴニアは、気候に強く、ベルギーは世界最大のベゴニア生産国です。
右手に見えるのが、市庁舎。パノラマビューチケットは、市庁舎のベランダから眺めることができます。
the Grand-Placeで目の前に広がるフラワーカーペット。混雑していますが、入れ替わり立ち替わりなので、少し待てば柵の前で写真を撮ることも可能です。
市庁舎内では、日本の文化の紹介として生け花と盆栽が展示されていました。池坊、草月、小原、嵯峨御流です。
いよいよ、市庁舎のベランダに出て、眺めます。ベランダに足を踏み入れる観光客から、次々と歓声が沸き起こります。まずは、左部分から。
次に中央。
そして右部分。
日本の美しい伝統文化の意匠の素晴らしさに、花鳥風月、鯉、松竹そして桜がデザインされ、自然の美しさを表現しているそうです。花鳥風月は自然美、鯉は成長と力強さ、松竹は吉兆のサインとして取り入れられたとか。パノラマモードで撮影してみました。
美しさに、ほっと癒やされます。夜のフラワーカーペットの様子。夜の9:30から11:00に行われる光と音のショーは、赤、黄、白などの光が点滅したり、花々を彩り、琴が主旋律を奏でる「さくらさくら」のアレンジ曲が流されていました。
3.Brusselsグルメ
ロブスター専門店。ロブスターだけでなく、牡蠣、ムール貝など新鮮な魚介類も美味しいと評判のお店。冷えた白ワインに、牡蠣とロブスターが絶品で、至福のひととき。人気店なので、予約をおすすめします。
1)Rugbyman n°Two
🌟Rugbyman n°Two
Quai aux Briques 12, 1000 Bruxelles, Belgium
店内だけでなく、道をはさんだ先にテラス席もあります。透明ガラスで道路と仕切られているので、圧迫感を感じません。ゆったり食事を楽しんでいると、あっという間に夜が更けてゆきます。
2)Godiva Grand Place
ゴディバ本店はthe Grand-Placeに面して立地しています。
🌟Godiva Grand Place
Grand Place 21/22, 1000 Bruxelles, Belgium
3)Maison Dandoy
聖ニコラスの日に食べる伝統的なビスケットをご存じですか?絵が描いてある薄いクッキーに似ていてspeculoos/Speculaas(スペキュラース)と言います。ベルギーでは12月6日、オランダでは12月5日、ルクセンブルクでは12月6日、ドイツでは12月6日に祝われます。Lotus(Lotus Speculoos)と聞くと、ピンと来られる方が多いかもしれません。欧州のカフェでは、コーヒーの傍らにちょこんと添えられている茶色のビスケットです。現在は聖ニコラスの日以外にいつでも食べることができるspeculoosですが、自然素材のみ、伝統的製法で作られているspeculoosが評判のお店が、こちら1829年創業のMaison Dandoyです。美味しそうなアールグレイティークッキーやパンも販売されています。
🌟Maison Dandoy 2店舗
Rue au Beurre 31, 1000 Bruxelles, Belgium
Galerie du Roi 2, 1000 Brussel, Belgium
4)The Royal Saint-Hubert Galleries
建築家Jean-Pierre Cluysenaerによって、設計、建築され、1847年に完成したショッピングアーケードです。19世紀に建てられた美しいショッピングアーケードのひとつとして有名です。PIERRE MARCOLINI 、Neuhaus、GODIVA、Leonidasと人気のショコラティエが揃っているうえに、デザイナー家具、ジュエリーなど素敵なショップが並んでいます。
🌟PIERRE MARCOLINI
Galerie de la Reine 21, 1000 Brussel, Belgium
9 Galerie de la Reine, 1000 Bruxelles, Belgium
🌟Neuhaus
Galerie de la Reine 25-27, 1000 Brussel, Belgium
1919年創業のショコラティエ。フェミニンなボックスも素敵です。
🌟Chocolaterie Mary
Galerie de la Reine 36, 1000 Bruxelles, Belgium